カフェ・喫茶フランチャイズの開業ガイド
カフェフランチャイズの開業資金|11本部の初期費用と、加盟店の年商とほぼ同じ投資額
更新内容:カフェ・喫茶の開業ガイドとして新規作成しました

編集部の判断
カフェの開業資金は、加盟店が1年に売る額とほぼ同じです。
本部自身の開示書面で割った加盟店1店の年商は、ドトール約6,530万円・タリーズ約6,640万円・プロント約9,140万円で、都市型の総開業費用と並びます企業公表編集部の集計(2026年10月13日)。年商と同じ額の投資を、営業利益率が1桁台の店で5年以内に取り戻すのは難しい計算です。
本部の募集ページに出てくる金額は3つに分かれます。本部に払うお金(加盟金・保証金・研修費・設計料)、店のお金(建物・内装・設備・厨房機器)、物件のお金(敷金・仲介手数料)です。どの本部も3つ目を含めず、コメダ・ドトール・星乃・上島珈琲店は2つ目も出していません企業公表。
状況別:編集部ならこうする
| あなたの状況 | 編集部ならこうする |
|---|---|
| 郊外で土地を借りて建物から建てる | 建物・内装・設備の見積もりを、型ごと(ロードサイド・ビルイン)に書面で出させる。コメダは額を公表していない |
| 駅前・商業施設の40〜50坪に出す | 総開業費用に物件取得費(家賃10か月分で400万〜1,000万円)を足した額を自分で作る |
| 手元資金が3,000万円に届かない | 見送る。法人限定の本部が多く、さかい珈琲は最低自己資金3,000万円以上、髙木珈琲は6,000万円以上を求める企業公表 |
11本部の初期費用(公表の値)
| 本部 | 公表の初期費用 | 含むもの | 税 |
|---|---|---|---|
| カフェ・ベローチェ | 7,900万円(50坪) | 総開業費用モデル。加盟金300万円・保証金300万円・設計監理料200万円を含む。物件取得費は別 | 税別 |
| タリーズ | 6,620万〜7,620万円 | 加盟金400万円・保証金200万円・研修20万円・工事費6,000万〜7,000万円(45〜50坪)。設備工事費・設計費・物件取得費は別 | 加盟金・研修は税別、工事費は記載なし |
| 髙木珈琲 | 6,600万円 | 同じ欄の内訳(加盟金・保証金・設計管理費・研修・厨房と工事5,300万円)の合計は6,000万円 | 税区分不明 |
| さかい珈琲 | 6,000万円 | 内訳なし。物件取得費を含むか記載なし | 税区分不明 |
| 珈琲館 | 5,900万円(40坪) | 総開業費用モデル。物件取得費は別 | 税別 |
| カフェ・ド・クリエ | 5,600万円(40坪) | 総開業費用モデル。物件取得費は別 | 税別 |
| プロント | 5,000万円〜 | 物件取得費は別。本部設置の機器は借り受け | 税区分不明 |
| コメダ珈琲店 | 本部へ952.7万〜1,732.7万円 | 加盟金300万円・保証金300万〜900万円・研修50万円・施工指導200万〜350万円・設計100万〜130万円・POS2.7万円。建物・内装は非公表 | 税別(保証金は非課税) |
| ドトール | 本部へ約810万円(35坪) | 加盟金150万円・出店準備金150万円・保証金300万円・設計監理料210万円。内装・設備は非公表 | 税別 |
| 上島珈琲店 | 本部へ700万円 | 加盟金300万円・設計監理料200万円・保証金200万円。投資総額は非公表 | 税別 |
| 星乃珈琲店 | 本部へ515万〜565万円 | 加盟金300万円・商品売買保証金100万円・研修15万円・設計指導料100万〜150万円。投資額は物件の確認後 | 税別 |
企業公表本部への支払いだけを公表する4本部は、建物・内装・設備・厨房機器の額が分からず、開業資金の総額になりません。
事業に必要な現金:初期費用+立ち上がりの不足
店長(社員)を雇い、6か月かけて標準の月商に届く前提で、月別の収支を積み上げた最も深い点が事業に必要な現金(借入前)です編集部の試算。
| 本部 | 公表の初期費用 | 標準の月商 | 事業に必要な現金(地方・確認済み費用だけの試算) |
|---|---|---|---|
| タリーズ | 7,620万円 | 503万円 | 9,016万円 |
| プロント | 5,000万円 | 693万円 | 5,868万円 |
| さかい珈琲 | 6,000万円 | 818万円 | 6,568万円 |
| 髙木珈琲 | 6,600万円 | 818万円 | 7,169万円 |
(当サイトの試算・参考。物件取得費と生活費は入れていない。指定仕入れの卸価格は原価率に含めた仮定で、全本部の本部費が一部のみ確認)
タリーズは加盟店平均の月商では営業利益が毎月赤字のため、事業に必要な現金は10年の計算期間の最後まで増え続けます。初期費用だけを用意しても、資金は足りません編集部判断。
物件取得と建物
物件取得費は、評価の方法の共通の規則で家賃の10か月分を足した回収も見ます。
都市型の40坪で家賃100万円なら1,000万円、地方で48万円なら480万円です編集部判断。
- 郊外大型の喫茶は、土地を借りて建物を建てる型が中心です。コメダはロードサイドの敷地300〜450坪に三角屋根の独立建物を建て、建物・内装の額を出していません企業公表。本部の建築支援制度の条件を、見積もりと一緒に書面で求めてください。
自己資金・借入・生活費を分けて考える
- 生活費(月25万円)は事業の資金に入れていません。
- カフェは開業の月から人件費と家賃が満額で出ていくため、立ち上がりの赤字を見込んだ運転資金を別に持ちます。借入と返済を入れた月末の残高は、収支シミュレーターと資金計画のガイドで自分の値に置き換えてください。
店長を雇うか
- C-Unitedは1店に1名の専任の社員店長を、タリーズは研修を修了した店長を求めます企業公表。
- 店長(会社負担込み月35万円)を雇うと、都市部で黒字になる月商はタリーズの費用で618万円、加盟店平均の503万円を上回ります編集部の試算。オーナーが店長をできるのは、個人で加盟できるコメダ・ドトール・星乃に限られます。
売りに出ている店を買う場合
- 売りに出ているカフェ301件の希望価格の中央値は500万円ですが、11本部の加盟店の案件は1件もありませんでした〔第三者資料〕編集部の集計(2026年10月13日)。
- ドトールは既存店を譲り受けるときも出店準備金150万円がかかります企業公表。
- 加盟店の譲渡は本部を通す取引で、公開の市場の値段では買えません。
本部に出してもらう数字
- 建物・内装・設備・厨房機器を含む、型ごとの開業の総額の見積もり。
- 総開業費用モデルに入らない設備工事・設計・デザイン監修・開業前の人件費。
- 新規出店の店の開業1年目と3年目の月商(中央値と下位)。
- 建築支援制度・融資のあっせんの条件。
根拠にしたデータ
- 本部の初期費用:各本部ページの「すべてのデータと出典」
- 加盟店平均の年商:各本部の法定開示書面(research/store_flow.json・brands/*.json)
- 試算:scripts/model_cafe.mjs → research/model_out.json
- 売却案件:research/sale_listings.json
よくある質問
カフェのフランチャイズは、いくらあれば始められますか?
総額を公表する本部では、都市型の40〜50坪で5,600万円〜7,900万円、郊外大型で6,000万円〜6,600万円です。
どれも物件取得費は別です企業公表。コメダ・ドトール・星乃・上島珈琲店は建物・内装の額を出していません。
個人でも加盟できますか?
- 個人で加盟できるのはコメダ珈琲店・ドトール・星乃珈琲店の3本部です。タリーズ・C-United(ベローチェ・珈琲館・クリエ)・プロント・上島珈琲店・さかい珈琲・髙木珈琲は法人に限ります企業公表。
本部の融資や建物の支援はありますか?
- コメダには建築支援制度があります(条件は非公表)。星乃は「NRSによる全部または一部負担などの制度」も融資もないと書き、タリーズも本部からの融資はしないと書きます企業公表。
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