カフェ・喫茶フランチャイズの開業ガイド
カフェFCのロイヤリティ比較|11本部の率・席あたりの定額と、本部の稼ぎの源の卸
更新内容:カフェ・喫茶の開業ガイドとして新規作成しました

編集部の判断
カフェの本部の収入は、ロイヤリティより卸のほうが大きいと編集部は見ます。
タリーズの本部の売上から直営店の売上を引いた額は、加盟店の売上の約44%で、ロイヤリティと販促協力金の7.5%を除いても約36%が残ります。プロントも約40%で、率の4%を除いて約36%です企業公表編集部の集計(2026年10月13日)。設備・物販を含む上限側の推計ですが、加盟店の売上の3割台半ばが本部に流れる計算です。
コメダの席ロイヤルティは90席で月13.5万円ですが、本部の営業利益は加盟店1店あたり月約54万円で、その約4倍です企業公表編集部の集計(2026年10月13日)。ロイヤリティの低さで本部を選ぶと、本部の利幅の大きさを見落とします。
状況別:編集部ならこうする
| あなたの状況 | 編集部ならこうする |
|---|---|
| ロイヤリティの率で比べようとしている | 率ではなく、指定仕入れの品目・卸価格・改定の決まりを書面で出させて、原価率で比べる |
| 席の多い郊外大型の店を考えている | 席ロイヤルティは売上に関係なく席数で決まる。売上の少ない月ほど重い固定費として計算する |
| 販売価格を自分で決めたい | ドトールは加盟店が価格を決められず、タリーズは本部の標準価格で売る。卸価格の値上げだけが来る契約は避ける企業公表 |
11本部の毎月の本部への支払い
| 本部 | ロイヤリティ | ほかの本部費 | 指定仕入れの卸価格 |
|---|---|---|---|
| タリーズ | 総売上高の5%+販促協力金2.5%(税別) | POS月1.6万円・自動釣銭機月1.8万円(税別)、オーダー統合POSは額非公表 | 非公表 |
| カフェ・ベローチェ | 純売上高の4% | POS・ネットワーク月3.5万円、改修積立金月3万円(預かり金) | 非公表 |
| プロント | 3%+販売促進費1%(開示書面) | 本部設置の機器の借受料(額非公表) | 非公表 |
| カフェ・ド・クリエ | 純売上高の3%+販売促進費1.5% | システム料月3.35万円 | 非公表 |
| さかい珈琲 | 売上高の3%(税別) | 記載なし | 非公表 |
| 髙木珈琲 | 3% | 記載なし | 非公表 |
| ドトール | 2% | システム料月36,600円〜・BGM月2,400円・ユニフォーム | 非公表(販売奨励金の制度あり) |
| 珈琲館 | 純売上高の2% | POS・ネットワーク月3.5万円、改修積立金月3万円(預かり金) | 非公表 |
| 上島珈琲店 | 2% | 機器貸借料月10万円(税別) | 非公表 |
| コメダ珈琲店 | 1席月1,500円(税別。90席で月13.5万円) | POS月69,870円・Wi-Fi月5,200円(税別)、看板賃貸借料・清掃費は額非公表 | 非公表 |
| 星乃珈琲店 | 1席月1,500円(税別。100席で月15万円) | 記載なし | 非公表 |
企業公表率の対象(総売上高・純売上高)と税区分は本部ごとに違います。
標準の月商での本部への支払い
| 本部 | 標準の月商(税抜) | 本部への支払い(率と定額。卸は含まない) | 売上比 | 原価を足した売上比 |
|---|---|---|---|---|
| タリーズ | 503万円 | 41万円 | 8.2% | 43.2% |
| プロント | 693万円 | 28万円 | 4% | 39% |
| ドトール | 495万円 | 15万円 | 3% | 38% |
| コメダ珈琲店 | 931万円 | 21万円 | 2.3% | 37.3% |
| 上島珈琲店 | 536万円 | 21万円 | 3.9% | 38.9% |
(当サイトの試算・参考。原価は本部から買う豆・食材を含む原価率35%の仮定。コメダは全店平均の月商)
席ロイヤルティの本部は、売上に対する比率が小さく見えます。ただ月商が下がっても額は変わらず、席を多く持つほど重くなります編集部判断。
ロイヤリティと別にかかるもの
- 改修積立金:C-United(ベローチェ・珈琲館)は月3万円を店舗改修のために預かります企業公表。
- 更新時の改装:タリーズは更新のとき、諸物価の上昇などで契約内容の変更と店舗の改装・改築を求めることができます企業公表。
- 保証金:コメダは連帯保証人の数で300万〜900万円、プロントは月間売上高で100万〜480万円の取引保証金が段階で変わります企業公表。
- 販売奨励金:ドトールはコーヒー豆の販売量に応じた奨励金を払う制度を書きますが、額は出していません企業公表。
本部に出してもらう数字
- 指定仕入れの品目ごとの卸価格と、改定の決まり(相場連動か・通知の期間・加盟店が断れるか)。
- 候補店の規模での、1年目の本部への支払いの合計(率・定額・卸の利幅の見込み)。
- 最低ロイヤリティ・支払の時期・率の対象の売上の定義(C-Unitedは記載なし)。
- 販売価格を決めるのは誰か。
根拠にしたデータ
- 本部費:各本部ページの「すべてのデータと出典」(募集ページ・法定開示書面)
- 本部の売上と直営店の売上:タリーズ・プロントの法定開示書面の損益計算書と店舗売上の推移(推計の手順は research/genre_eval.json の3)
- コメダの本部の営業利益:法定開示書面の損益計算書(2026年2月期)
- 試算:scripts/model_cafe.mjs → research/model_out.json
よくある質問
カフェのフランチャイズのロイヤリティの相場はいくらですか?
率の本部は売上の2〜5%で、販促費を足すとタリーズの7.5%が最も高い水準です。
コメダと星乃は1席月1,500円の定額です企業公表。ただ、どの本部も豆・食材の卸価格を出しておらず、ロイヤリティだけでは毎月の負担は比べられません。
席ロイヤルティと率は、どちらが得ですか?
- 売上が高い店ほど席ロイヤルティが有利で、売上が低い店ほど率が有利です。コメダの90席の席ロイヤルティは月13.5万円で、売上が半分になっても同じ額です企業公表。
卸価格はなぜ公表されないのですか?
- 本部の説明はありません。法定開示書面は、加盟店に販売する商品の種類と条件を書く決まりですが、価格の一覧は書かれていません企業公表。説明会で、品目ごとの価格表を書面で求めてください。
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