条件から候補を絞る

スイーツ・パン・ベーカリー フランチャイズ

スイーツ・パン・ベーカリーフランチャイズの調査記録(全文)

スイーツ・パン・ベーカリーフランチャイズの比較で使った前提・市場の分析・項目ごとの説明を、省かずに載せます。結論と比較表はスイーツ・パン・ベーカリーフランチャイズ比較にあります。

業態横断ガイド:閉店率・撤退率|儲かる業種|説明会で聞くべき質問|少ない資金で始める

市場・収益分析の要点と、店の推移の記録

03市場・収益分析

22社を同じ物差しで調べて分かったこと

1

直近1年に一覧に新しく載った店と消えた店

公式の店舗一覧の直近1年分(区間が9〜15か月の本部)を店名で突き合わせました。直近1年の集計は7本部のみ済みです。7社の中に、一覧に新しく載った店より一覧から消えた店が多い本部はありませんでした。シャトレーゼ・ビアードパパの作りたて工房・ディッパーダン・マリオンクレープ・イタリアン・トマト カフェジュニア・パンとエスプレッソと・R Baker・京都利休の生わらび餅は直近1年分が未集計のため含みません。

3本部(おめで鯛焼き本舗・ジラフクレープ・CIRCO CRESPELLE)は、取得できた最新の区間が1年でない(9か月未満か15か月超)ため除外しました。サーティワンアイスクリーム・不二家洋菓子チェーン店は店舗単位の照合が未実施(総数はIR等で確認)のため含みません。

夜パフェBAR &VIGO+11店(7→18店・載11・消0)
STREET CHURROS+9店(2→11店・載9・消0)
SAHANJI+8店(25→33店・載8・消0)
Vee Sweets+4店(1→5店・載5・消1)

上:直近1年で一覧の店が増えた本部/下:減った本部。括弧内は起点→終点の店舗数と、一覧に新しく載った店・消えた店の数です(起点+載った−消えた=終点)。一覧の動きで、実際の開店・閉店とは限りません。消えた店には移転・改名を含む場合があります。3年前にあった店がどれだけ残っているかは、市場・収益分析にあります。

2

黒字に必要な月商は、本部どうしで比べられない

毎月の本部への支払いの総額を確認できた本部がなく(参考扱いの14社は除く)、黒字の境目を本部どうしで並べていません。本部ごとの参考の値は各本部ページにあります。

参考扱いの本部の値は、本部への支払いの未確認分を足すと上がる向きです

3

初期費用を取り戻すまでの期間(確認できる本部なし)

標準の月商・都市部の試算です。判定に使う回収の期限は5年で、図の縦線が期限です。毎月の本部への支払いの総額と初期費用を確認できた0社のうち、0社は期限内に初期費用を取り戻せません。本部への支払いが非公開・未確定などで参考扱いの14社は、この数に入れていません(本部ページに参考値)。

短いほど早く回収できる(開業から6か月で月商が上がる前提)。確認できた0社をすべて表示。回収は、本部が公表した初期費用(判明分の合計・税抜)で計算しています。物件取得費・内装など開業支出の一部を含まない本部は、実際の回収はさらに延びます(立ち上がりの赤字は月別の試算に入れてあり、予備は回収の対象に入れません)

市場・収益分析レポート22社の店舗数の増減・損益分岐・回収期間・本部の体制をすべて見る(約10分)

そのほかの記録

本部費は「ロイヤリティ」ではなく「工場から買う商品の値段」で見る

本部本部への定額・率工場・指定業者から買うもの
シャトレーゼロイヤリティなし・売上の送金義務なし全品を本部の工場から(完成品)
不二家不二家商品の税抜売上の5%フルーツ以外を本部・あっせん先から(返品不可)
サーティワン小売売上の5%+広告3%アイスを本部から、他は指定業者から(返品不可)。主な設備は本部から有償貸与
ビアードパパ募集ガイドの経費の行で3%+販促1%生地・カスタードを本部の工場から
京都利休の生わらび餅月5万円(仕入れ180kg未満の月は0円)完成品のわらび餅を本部から直送
Vee Sweets売上ロイヤリティなし冷凍の完成品を本部工房から(解凍して出す)
STREET CHURROS売上の5%(業界誌の取材記事。公式のページに記載なし)16種の穀物の生地とソフトクリームを本部・指定業者から(価格は非公表)
ジラフクレープ固定5万円(ポータルの本部ページ。公式に記載なし)生地・材料の仕入れ条件の記載なし。自動焼き機の費用も非公表
SAHANJI売上の5%指定仕入れの品目・価格は記載なし(抹茶・黒糖・タピオカ)
おめで鯛焼き本舗売上の3%(収支モデルの行)生地・あん(十勝産小豆)。供給元・価格は記載なし
夜パフェBAR &VIGO売上の5%(最低10万円)パフェの材料を本部のセントラルキッチンから(価格は非公表)
甲賀米粉たい焼き売上の5%(プレスリリース・ポータル。公式ページに記載なし)米粉の生地・あん。供給元・価格は記載なし
good knight ice売上の7%(ポータルの一覧。本部原稿・公式は確かめられず)指定仕入れの有無・価格は記載なし(自家製ムースを店で仕込む型)
CIRCO CRESPELLE売上の2%(ポータルの本部原稿。公式ページなし)米粉の生地・材料。指定仕入れの有無・価格は記載なし
卵丸売上の10%+焼き機1台3.3万円+レンタル料4.62万円(税込・アントレの本部原稿。公式は面談で案内)一部の食材を本部から供給。品目・価格は記載なし

企業公表

店の減り方と、ブームの寿命

不二家は開示書面で加盟店が2021年末の289店から2024年末の255店に減り、3年で72件(起点の24.9%)の契約が中途で終わりました。京都利休の公式の店舗欄は22店から15店、9店へ減りました。逆にシャトレーゼ(804→893店)とビアードパパ(255→299店)は一覧が伸び、消えた店は起点の1割未満です企業公表編集部の集計(2026年10月17日)。

本部説明
甲賀米粉たい焼き10月25日に足した甲賀米粉たい焼き(米粉の鯛焼き)は、本部の告知の店名で照合した区間が3年4か月で、2023年6月の5店から33店に増えましたが、起点の5店のうち高松・東所沢の2店が一覧から消え、閉店の告知はありません編集部の集計(2026年10月25日)。
CIRCO CRESPELLECIRCO CRESPELLE(米粉のクレープ)と卵丸(ベビーカステラ)は1号店が2026年4月・2024年10月の開店で、照合の区間が1年に満たず、残り方はまだ確かめられません編集部の集計(2026年10月25日)。
good knight ice同じ日に足したgood knight ice(夜アイス・パフェ)は、第三者サイトの記事と掲載で照合した2023年7月の直営2店のうち大阪の1号店が移転の後に閉店し、奈良店の1店だけです。

単品の流行で広がった本部は、2〜3年で店が消える前例があります。高級食パンの乃が美は2020年に173店(報道)まで広がり、売却案件には『FC食パン屋の事業譲渡』が希望10万円で出ています〔第三者資料〕。京都利休は同じ形で減っています。

2026年10月24日に足したSAHANJI(2019年のタピオカから抹茶へ看板を変えた)とSTREET CHURROS(2024年12月に日本に上陸したチュロス)と夜パフェBAR &VIGO(2024年12月の4店から18店に増え、うち11店が2026年の開業)は、公式の一覧で照合できる区間が3年に満たず、残り方はまだ確かめられません編集部の集計(2026年10月24日)。

売れ残りは加盟店が持つ

生ケーキと焼き立てのパンは日持ちせず、不二家とサーティワンは商品の返品を受けません。廃棄の率を出す本部はなく、収支例でロスを明示するのはビアードパパの『原材料費(包材・ロス込)』だけです企業公表。当サイトは原価率に廃棄の5ポイントを足した場合を全本部で計算しました。ビアードパパは回収が44か月から64か月に延び、期限の5年を超えます(オーナーが店に立つ地方・生活費控除後。試算)。

まだ分からないこと(全本部)

  • 本部の工場・指定業者から買う生地・半製品・完成品の卸価格、本部の利幅、改定の決まり。
  • 返品と廃棄の負担、見切り販売の可否、クリスマス・夏の季節商品の予約と割当て。
  • 販売価格を加盟店が決められるか(書面で示すのはサーティワンのフレックスプライス制度だけ)。
  • 店で焼く設備の額と、買い取りか本部からの貸与か、入れ替えの周期。
  • 候補の立地の類似店の直近3年の月商(加盟店の平均と下位の店)と、店舗・催事・卸の売上の内訳。
  • テナントの契約(定期借家・売上歩合の家賃)と、施設が閉まったときの契約の扱い。
  • 衛生管理の研修と本部の点検が、加盟店にかかる決まりか。