トランクルーム・レンタル収納(屋内型・コンテナ型)の開業ガイド
トランクルームのフランチャイズの開業資金|9本部の初期費用と、物件・内装・立ち上がりの抜け

編集部の判断
トランクルームの開業資金で見るべきは、初期費用の額より、部屋が埋まるまでの2〜3年に出ていく現金です。
区画やコンテナの代金は開業の日に払い終わりますが、売上は月に0〜2室ずつしか増えません(収納ピットの説明)企業公表。家賃を払う物件では、その間の家賃が初期費用に上乗せされます。
もう1つは、初期費用の表の「物件」の欄です。PiO・SBSSの例は自分の建物が前提で、物件の費用が0です。プラスルームの599万円も保証金・仲介手数料を含みません企業公表。表の額が小さいことは、開業の総額が小さいことを意味しません。物件を借りるなら、保証金・仲介手数料と立ち上がりの赤字を足して比べてください編集部判断。
状況別:編集部ならこうする
| あなたの状況 | 編集部ならこうする |
|---|---|
| 自分のビルの空きフロアがある | PiO・SBSSの例の額に、内装工事と用途変更の確認申請の費用を書面で足させる。立ち上がりの赤字を含めた必要な現金で借入を決める |
| 物件を借りて始めたい | 初期費用に保証金・仲介手数料と、24か月分の家賃の不足を足す。その額で5年以内に戻る物件がなければ始めない |
| 空き地にコンテナを置きたい | コンテナの代金に、確認申請・基礎・輸送の費用を足させる。確認済証の取れない土地なら始めない |
9本部の初期費用(公表の値)
| 本部 | 公表の初期費用 | 含むもの・別のもの | 税 |
|---|---|---|---|
| PiO | 1,694.5万円(52坪の収益シミュレーション) | 加盟料60万・用途変更料120万・パーテーション950万・セキュリティ130万・看板150万・開業企画料184.5万・販促100万。内装工事は『別途』で額なし。自分の建物が前提 | 税抜 |
| SBSS | 1,380万円(60坪の自己物件の事業計画のサンプル) | パーテーション770万・内装360万など。自分の建物が前提 | 税区分不明 |
| プラスルーム | 599万円(24坪のモデルケース) | 解体50万円を含む。物件の保証金・仲介手数料・開業時の広告は別 | 税区分不明 |
| ベストトランク | 557万円 | 加盟金132万・本体等395万・物件取得費30万 | 税込 |
| コンテナ収納 | 275万円(コンテナ2基・既設の区画) | 新規の現場は500万円〜(7基の例で約849万円) | 税込 |
| トランクルームパイン | 600万円(2013年の資料) | 今の条件は不明 | 税区分不明 |
| 収納ピット | 『初期投資500万円~』の下限だけ | 内訳は非公開 | 税区分不明 |
| スペースプラス・BLUE STORAGE | 非公開 | - | - |
企業公表
必要な現金:初期費用+部屋が埋まるまでの不足
開業から24か月かけて標準の稼働まで上がる月別の収支を、初期費用に積み上げた最も深い点が、事業に必要な現金(借入前)です編集部の試算。
| 本部 | 物件 | 初期費用 | 事業に必要な現金 |
|---|---|---|---|
| PiO | 自分の建物 | 1,695万円 | 1,697万円(内装工事は別) |
| SBSS | 自分の建物 | 1,380万円 | 1,382万円 |
| プラスルーム | テナント(都市部の家賃) | 599万円 | 741万円(保証金・仲介は別) |
| ベストトランク | 本部の収益モデルの物件 | 506万円 | 670万円 |
| コンテナ収納 | 借地のコンテナ2基 | 250万円 | 252万円 |
(試算・参考。初期費用は税抜に直した値。稼働は代替値)
型ごとに抜けているもの
- 屋内型(自分の建物):内装工事(PiOは『別途』)、200㎡を超える用途変更の確認申請と、検査済証がない建物の是正。住居専用地域の建物は申請できません企業公表。
- 屋内型(テナント):物件の保証金・仲介手数料、開業時の広告、撤退時の原状回復(収納ピットの説明で部材の撤去一式50万円・原状回復50万円)企業公表。
- コンテナ型:確認申請・基礎・輸送の費用、借地の保証金。ポータル掲載料・振込手数料・修繕費・塗装はコンテナ収納の収支例に額がありません企業公表。
- 本部への支払い:初期費用のうち本部とその関係会社に払う額(区画・コンテナ・内装の販売の利幅)は、どの本部も出していません企業公表。
自己資金・借入・生活費を分けて考える
どの本部も運営は本部か管理会社に任せる無人の型で、試算の回収は店の営業利益で数えます。
オーナーの生活費は、この事業から出ない前提で計画してください。借入と返済を入れた月末の残高は、収支シミュレーターと資金計画のガイドで自分の値に置き換えてください。
売りに出ている店を買う場合
- BATONZ・TRANBIで見つかったトランクルームの売却案件(2026年10月の掲載)の希望額の中央値は約545万円で、屋内型の稼働は開業から数年で47〜74%でした編集部の集計(2026年10月23日)。
- 運営会社が自分の現場を1部屋単位で売る案件も並んでいます〔第三者資料〕。
本部に出してもらう数字
- 内装工事の額の目安と、開業企画料の率(10%か15%か)(PiO)。
- 物件の保証金・仲介手数料を含む開業の総額(プラスルーム・収納ピット)。
- 加盟金・コンテナと設置の費用・業務委託料・サイト登録費・転貸の地代(スペースプラス)。
- 初期費用・業務委託の料金・借上げの賃料(BLUE STORAGE)、今の加盟の条件(パイン)。
- 初期費用のうち本部とその関係会社に払う額と、区画・コンテナの調達先を選べるか(全本部)。
根拠にしたデータ
- 本部の初期費用:各本部ページの「すべてのデータと出典」
- 試算:編集部の収支モデル
- 売却案件:編集部の売却案件の集計
よくある質問
トランクルームのフランチャイズは、いくらあれば始められますか?
公表の初期費用は、コンテナ収納の2基275万円(税込)からPiOの52坪の例1,694.5万円(税抜)までです企業公表。
どちらも物件・土地の費用を含まず、PiOは内装工事も別です。借りる物件では、部屋が埋まるまでの家賃の不足を足して計画してください。
自分の土地や建物がなくても始められますか?
プラスルーム・収納ピット・ベストトランクは物件を借りて始める型を示しています企業公表。ただ、借りた物件では家賃が稼働に関係なくかかり、プラスルームは本部自身の表の稼働80%の行のままでも回収94か月です(本部の数字のまま)。
読み終えたら、次に見る
初期費用が少ない収納ピット様子見
初期 『初期投資500万円~』の下限だけ・判定の理由:本部費未確定
初期費用が少ないベストトランク様子見
初期 557万円・判定の理由:実績不足
全社を一覧でトランクルーム・レンタル収納フランチャイズ9社の比較
判定・初期費用・本部へ払う額・店の増減を同じ表で
RE開業ガイド