コンビニフランチャイズの開業ガイド
コンビニFCのチャージ(ロイヤリティ)比較|7本部の粗利分配・廃棄の扱い・本部の補助
更新内容:コンビニの開業ガイドとして新規作成しました

編集部の判断
コンビニのチャージは、率だけ見ても比べられません。
3つの違いが手取りを分けます。
- 一つは計算の基準です。大手4本部(セブン・ファミマ・ローソン・デイリーヤマザキ)は、廃棄・値引きした商品の原価を売上原価に入れません。廃棄が出ても粗利は減らず、チャージは廃棄の前の粗利にかかります。公取委は2021年のガイドラインの改正で、この方式でロイヤリティが高くなる点の説明を求めました〔行政資料〕。
- 二つ目は本部の補助です。ファミマは24時間営業分担金(年144万円)・店舗運営支援金(年120万円)・水道光熱費の9割(上限あり)・廃棄の10〜25%を出し、セブンは水道光熱の8割と廃棄の15%を負担します企業公表。ローソンは光熱の半額(上限月25万円)で、廃棄の負担の割合は書面にありません企業公表。
- 三つ目は段階です。ローソンCnは粗利300万円までが45%と低く見えますが、300万〜450万円の部分は70%です企業公表。平均的な店は70%の段にかかります。
状況別:編集部ならこうする
| あなたの状況 | 編集部ならこうする |
|---|---|
| 大手の中で本部の取り分を比べたい | 率ではなく、候補店の日販で計算した正味の額(チャージ−補助)を本部に出させる |
| 廃棄が多くなりそうな立地 | 廃棄の本部負担の割合と上限を書面で出させる。ローソンは書面に割合がない |
| チャージの小さい契約がいい | セイコーマート(粗利の10%)・ポプラ(売上の3%)の資料を取る。代わりに店舗投資は自分で持つ |
7本部の本部への支払い
| 本部(型) | 本部への支払い(法定開示書面) | 本部の補助・負担 | 確かさ | 税 |
|---|---|---|---|---|
| セブン-イレブン(C) | 粗利の250万円以下56%・〜400万円66%・〜550万円71%・550万円超76%。24時間営業2%と特別1%の減額、月3.5万〜20万円の減額 | 水道光熱の80%・廃棄の15% | 一部のみ確認 | 税区分不明 |
| ファミリーマート(2FC-N) | 営業総利益の300万円以下59%・〜550万円63%・550万円超69% | 24時間営業分担金・店舗運営支援金・経営助成金、水道光熱の90%、廃棄の10〜25% | 一部のみ確認 | 税区分不明 |
| ローソン(FC-Cn) | 総荒利益高の300万円以下45%・300万〜450万円70%・450万円超60% | 光熱の半額(上限月25万円)、廃棄は一部(割合は非公開) | 一部のみ確認 | 税区分不明 |
| ミニストップ(MP) | 事業利益(粗利−設備料−人件費−廃棄〈月60万円まで〉−光熱など)の50%と設備料(粗利の30%・上限180万円) | 人件費・廃棄・光熱を事業経費として分け合う | 一部のみ確認 | 税区分不明 |
| デイリーヤマザキ(C) | 粗利の250万円以下40%・〜360万円55%・360万円超65% | なし(記載なし) | 一部のみ確認 | 税区分不明 |
| セイコーマート | 年間の粗利の10%(税別)。期限切れの廃棄は総収入から外す | — | 一部のみ確認 | 税別 |
| ポプラ | 売上の3%と配送手数料(対象の仕入れの4%) | — | 一部のみ確認 | 税区分不明 |
企業公表確かさの区分は全業態で同じ規則です(評価の方法)。7本部とも、保険料・容器包装リサイクル費・保守修繕費・広告の負担金など、額の書かれていない必須の費用が残ります。
標準の日販の店での本部への支払い
| 本部 | 日販(本部公表) | 本部への支払い(月・正味) | 粗利に対する割合 | 廃棄の原価にもかかる分(月) |
|---|---|---|---|---|
| セブン-イレブン | 69.9万円 | 372万円 | 60.6% | 28万円 |
| ファミリーマート | 58.5万円 | 286万円 | 55.3% | 17万円 |
| ローソン | 60.3万円 | 280万円 | 54.2% | 24万円 |
| デイリーヤマザキ | 33.9万円(推計) | 107万円 | 40.7% | 12万円 |
〔試算・参考〕売上は日販×30.4日÷1.1(日販の税区分の記載がないため)。廃棄は日販60万円の店で月39万円(公取委2020年調査の中央値の報道)を日販に比例させた値です。
最低保証は利益の保証ではない
セブン・ファミマの最低保証は年2,000万円(24時間営業)、ローソンCnは1,860万円、デイリーヤマザキCは1,680万円です企業公表。
保証されるのは「粗利−チャージ(+補助)」の総収入で、ここから人件費・廃棄・光熱費を払います。保証の月割から、夫婦が店に立つ標準の店の費用を引くと、セブンは月−17万円、ローソンは月−37万円です編集部の試算。
本部に出してもらう数字
- 候補店の日販・粗利・廃棄で計算した、月の本部への支払いの正味の額(チャージ−補助)
- 廃棄の本部負担の割合と上限、時短にしたときのチャージ率・補助・保証の変化
- 保険料・容器包装リサイクル費・保守修繕費・システム費の年額
- オープンアカウントの利率と、借越しが契約の解除の事由になる線
根拠にしたデータ
- チャージ・補助・最低保証:各本部の法定開示書面(brands/*.json)
- 本部費の確かさ:全業態共通の規則(public.mjs の feeClass)
- 試算:scripts/model_conveni.mjs
よくある質問
コンビニのロイヤリティは何%ですか?
- 大手は売上ではなく粗利に段階制の率を掛けます。
- 表の率は粗利の40〜76%で、標準の日販の店で本部へ払う正味の額は粗利の54.2%〜60.6%です(大手3本部・当サイトの試算)編集部の試算。
- セイコーマートは粗利の10%、ポプラは売上の3%です企業公表。
廃棄が出るとチャージは減りますか?
大手4本部の方式では減りません。廃棄の原価は売上原価に入らず、チャージは廃棄の前の粗利にかかります。本部が廃棄の一部を負担する本部もあります(セブン15%、ファミマ10〜25%)企業公表。
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