コンビニフランチャイズの開業ガイド
コンビニFCの失敗原因と店の減り方|人手・深夜・廃棄・近隣出店・解約金
更新内容:コンビニの開業ガイドとして新規作成しました

編集部の判断
コンビニの店は簡単には消えません。
本部が土地・建物を持ち、加盟者がやめても次のオーナーか直営で店を続けるからです。失敗が見えるのは、店の数ではなく加盟契約の終了です。公取委の2020年の調査では、募集時の説明より実際の状況が悪かったと答えた加盟店が41.1%、深夜帯が赤字が77.1%、人手不足が93.5%でした〔第三者報道〕。
状況別:編集部ならこうする
| あなたの状況 | 編集部ならこうする |
|---|---|
| 夫婦2名で店に立つ | どちらかが3か月休んだときの人件費を、候補店の実績で計算してから契約する |
| 24時間営業が不安 | 時短にしたときのチャージ・補助・最低保証の変化を書面で出させる。ファミマは24時間営業分担金(年144万円)が消える |
| 近くに同じチェーンの店がある | 500m以内の同じチェーンの店と出店予定、近隣出店で日販が下がったときの補償を書面で聞く |
失敗の5つの経路
1. 夫婦の労働に頼る採算
オーナー夫婦が月520時間店に立って初めて黒字になり、地方の1時間あたりの手取りはファミマ1,318円・セブン1,285円です編集部の試算。
520時間のうち260時間をパート・アルバイトで埋めると、手取りはその分だけ消えます。
2. 深夜の人手
- 夜間も2名体制(1日延べ48時間)にすると、セブンの夫婦の1時間あたりの手取りは地方でも539円です編集部の試算。公取委は2021年のガイドラインの改正で、時短の協議の拒絶を優越的地位の濫用の例に加えました〔行政資料〕。
3. 廃棄にかかるチャージ
- 大手は廃棄の原価を売上原価に入れず、チャージは廃棄の前の粗利にかかります。廃棄が3割多い店では、セブンの地方の1時間あたりの手取りは1,062円で、地方の最低賃金を下回ります編集部の試算。
4. 同じチェーンの近隣出店
- テリトリー(出店しない範囲)を数字で決めているのはセイコーマート(半径150m)とポプラ(半径300m)だけです。セブンは『同一市区町村内のどこでも別の店舗を出すことができます』と書き、『配慮します』とだけ添えます企業公表。
5. やめるときの解約金
- 開業2年目の自己都合の解約で、標準の日販の店ではセブンCが約1,117万円、ローソンCnが約840万円です編集部の試算。赤字の店ほどやめられなくなります。
加盟契約の終わり方
| 本部 | 起点の加盟店 | 3年で終わった加盟契約 | 起点に対する割合 | 加盟店の増減 |
|---|---|---|---|---|
| ミニストップ | 1,709 | 625 | 36.6% | −15.9% |
| ポプラ | 223 | 81 | 36.3% | −1.8% |
| デイリーヤマザキ | 953 | 191 | 20.0% | −17.1% |
| ローソン | 13,845 | 1,935 | 14.0% | +0.5% |
企業公表編集部の集計(2026年10月12日)法定開示書面の中途終了と満了で更新しなかった契約の合計です。オーナーの交代や直営への切り替えで店が続く場合を含みます。セブン(IRの閉店5.8%)とファミマ(同6.9%)は全店の閉店で数えました。
本部に出してもらう数字
- 候補店の直近2年の日販・粗利率・廃棄額・人件費(書面で)
- 候補店の深夜の売上と人員、時短にしたときの月の差額
- 500m以内の同じチェーンの店と出店予定、近隣出店時の補償
- 直近3年の中途終了の内訳と、合意解約の件数
根拠にしたデータ
- 加盟契約の終了:各本部の法定開示書面とIR資料(research/store_flow.json)
- 公取委の調査とガイドライン:research/troubles.json
- 試算:scripts/model_conveni.mjs
よくある質問
コンビニのオーナーはなぜやめるのですか?
公開資料に理由の内訳を出す本部はありません。
公取委の2020年の調査では、人手不足が93.5%、深夜帯が赤字が77.1%、募集時の説明より実際の状況が悪かったが41.1%でした〔第三者報道〕。
コンビニの店は何割がつぶれますか?
- 店の閉店で数えると、セブンは3年で起点の5.8%、ファミマは6.9%です(IR)。
- 加盟契約の終了で数えると、ミニストップは36.6%、デイリーヤマザキは20.0%、ローソンは14.0%です(法定開示書面)企業公表編集部の集計(2026年10月12日)。
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