リフォーム・外壁塗装 フランチャイズ
リフォーム・外壁塗装フランチャイズの調査記録(全文)
リフォーム・外壁塗装フランチャイズの比較で使った前提・市場の分析・項目ごとの説明を、省かずに載せます。結論と比較表はリフォーム・外壁塗装フランチャイズ比較にあります。
業態横断ガイド:閉店率・撤退率|儲かる業種|説明会で聞くべき質問|少ない資金で始める
市場・収益分析の要点と、店の推移の記録
03市場・収益分析
7社を同じ物差しで調べて分かったこと
照合の起点から現在までに一覧に新しく載った店と消えた店
公式の店舗一覧を、本部ごとに照合の起点と現在で店名・住所で突き合わせました(期間は本部ごとに違い、約2.8〜2.9年)。直近1年の区切りで店名を突き合わせて集計できた本部は、7本部中0本部です。そのため、この図は照合の起点から現在までの増減です(編集部の判断の「この1年」の表は、一部の本部について一覧を別に数えた値で、対象の本部数を表に書いています)。3社の中に、一覧に新しく載った店より一覧から消えた店が多い本部はありませんでした。
LIXILリフォームショップ・外壁塗装・屋根塗装のプロタイムズは店舗単位の照合が未実施(総数はIR等で確認)のため含みません。
上:照合の起点から現在までで一覧の店が増えた本部/下:減った本部。括弧内は起点→終点の店舗数と、一覧に新しく載った店・消えた店の数です(起点+載った−消えた=終点)。一覧の動きで、実際の開店・閉店とは限りません。消えた店には移転・改名を含む場合があります。
黒字に必要な月の件数は、本部どうしで比べられない
毎月の本部への支払いの総額を確認できた本部がなく(参考扱いの2社は除く)、黒字の境目を本部どうしで並べていません。本部ごとの参考の値は各本部ページにあります。
参考扱いの本部の値は、本部への支払いの未確認分を足すと上がる向きです
初期費用を取り戻すまでの期間(確認できる本部なし)
標準の月の件数・都市部の試算です。判定に使う回収の期限は5年で、図の縦線が期限です。毎月の本部への支払いの総額と初期費用を確認できた0社のうち、0社は期限内に初期費用を取り戻せません。本部への支払いが非公開・未確定などで参考扱いの2社は、この数に入れていません(本部ページに参考値)。
短いほど早く回収できる(開業から6か月で月の件数が上がる前提)。確認できた0社をすべて表示。回収は、本部が公表した初期費用(判明分の合計・税抜)で計算しています。物件取得費・内装など開業支出の一部を含まない本部は、実際の回収はさらに延びます(立ち上がりの赤字は月別の試算に入れてあり、予備は回収の対象に入れません)
そのほかの記録
本部費は、業界紙の一覧にしか出ていない
- 月々の本部費を自社の資料に書いているのは、PanasonicリフォームClub(許諾対価月10万円)・壁紙革命(月5,000円)・イメチェン(5.5万円〜)の3本部だけです企業公表。
- ガイソー(月会費5万円)とLIXILリフォームショップ(ロイヤリティ月10万円)は業界紙の一覧の値しかなく、プロタイムズと街の屋根やさんは額がどこにもありません〔第三者報道〕。
業界紙の値は本部が答えたものとみられますが、本部の公開資料ではないので「第三者情報」とし、試算にも比較にも使いません編集部判断。そのうえ塗料・建材メーカー系と独自材料の本部は、材料の仕入れ値が実質の本部の収入です。仕入れ値を出す本部は1社もありません。
許可・保険・営業のしかた
| 本部 | 建設業の許可 | リフォーム瑕疵保険 | 営業のしかた |
|---|---|---|---|
| PanasonicリフォームClub | 加盟の条件(建築・大工・内装仕上) | 500万円以上の構造・防水・増築に必須 | 方針の公開なし |
| LIXILリフォームショップ | 加盟の条件(建築工事業) | 事業者登録が必須 | 方針の公開なし |
| 街の屋根やさん | 「強くお薦め」(必須ではない) | 全加盟店に必須 | 反響型を明示。客向けに点検商法の注意 |
| ガイソー | 審査で確認 | 記載なし(自社保証は最長20年) | Web集客の事例 |
| プロタイムズ | 記載なし | 記載なし | 方針の公開なし |
| イメチェン | 記載なし | 記載なし | 本部のYouTube・Webで集客 |
| 壁紙革命 | 不要の範囲(1件4万〜6万円) | 対象外の規模 | 管理会社・不動産会社への営業 |
(各本部の募集ページ・会社案内の記載。2026年10月13日確認企業公表)
建築一式以外の工事は、1件500万円(税込)未満なら許可なしで請け負えます。外壁塗装の多くは許可なしでできますが、屋根の葺き替えや定額制リフォームの大きな案件は500万円を超えます〔行政資料〕。イメチェンの中古住宅の案件は平均410万円(税込)で、500万円を超える案件も来ます企業公表。
試算できた2本部
| 本部 | 標準の件数 | 1件の売上 | 生活費まで賄う件数 | 生活費控除後の回収 | 弱い入力を悪い側に置いた回収 |
|---|---|---|---|---|---|
| 壁紙革命 | 月15室 | 4万円(本部の例) | 月10.5室 | 14か月(都市部・本人・生活費控除後・参考) | 材料20%で17か月(都市部・本人・生活費控除後・感度(別の仮定)・参考) |
| イメチェン | 月2件 | 320万円(税込・本部集客案件の平均) | 月0.75件 | 6か月(都市部・本人・生活費控除後・参考) | 粗利率22%で8か月(都市部・本人・生活費控除後・感度(別の仮定)・参考)(月1件なら36か月(都市部・本人・生活費控除後・感度(別の仮定)・参考)) |
(当サイトの試算・参考・都市部・オーナーが現場に立ち生活費月25万円を引いた回収。件数と材料の率・粗利率は本部の例か編集部の仮定)
壁紙革命の収益モデルの営業利益50.4万円企業公表には、車両と営業の費用もロイヤリティも入っていません。足して税抜にすると月39.3万円です(試算)。イメチェンの粗利率30%は、第三者の比較記事が別のリフォームFCの「利益は30%を確保」を紹介した値で、この業態の試算でいちばん弱い入力です〔第三者資料〕。
売却案件で検算する
売りに出ている「リフォーム・内装工事」の会社のうち、イメチェンの試算の標準(月2件・年商約7,000万円・税抜)が入る年商5,000万〜2億5,000万円の帯は45件です。そのうち赤字が13件、利益が年500万円以下が13件で、年1,000万円以上は12件にとどまります編集部の集計(2026年10月13日)。
売却案件の利益は社員と事務所の費用を払った後の会社の利益で、オーナーひとりで外注に回す試算とは費用の範囲が違います。それでも、試算の手残り(労働報酬込みで月147万円)は、売りに出る会社の多くより大きい側にあります。編集部は、粗利率30%・月2件を「楽観の側の置き方」と読みます編集部判断。
店の残り方
- 店単位で照合できたのは3本部です。
- ガイソーは102店から117店(起点の13.7%が消えた)、街の屋根やさんは61店から81店(9.8%)、イメチェンは28店から37店(25.0%)です編集部の集計(2026年10月13日)。
- 3本部とも一覧は増えています。
- 既存の会社が看板を足す型では、退店しても自社名で営業を続けられます。
- 消えた店は、看板に払う値打ちがないと判断した会社とみるのが自然です編集部判断。
イメチェンは一覧の37店に対し、同じページが「全国42店舗」と書いています企業公表。一覧が伸びているため決定的な食い違いとはしていませんが、消えた7店の理由とあわせて説明を求めてください。
まだ分からないこと(全本部)
- 近くの加盟店の会社名と、国交省のネガティブ情報等検索・都道府県の特定商取引法の処分の一覧での照合の結果。
- 加盟店の訪問営業・『無料点検』の勧誘を本部が禁じているか、それを客向けにも約束しているか。
- 建設業の許可の業種と、500万円以上の案件の扱い。リフォーム瑕疵保険の加入の義務。
- 本部の送客の件数と紹介の手数料、指定材料の仕入れ値と採用比率の義務。
- 自社の長期保証を掲げる本部は、加盟店が退店・倒産したときの引き継ぎ。
- 火災保険を使う工事の扱い(申請代行の手数料・経年劣化を申請しない決まり)。
- 加盟店の月の成約件数・成約率の中央値。