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スマホ修理 フランチャイズ

スマホ修理フランチャイズの調査記録(全文)

スマホ修理フランチャイズの比較で使った前提・市場の分析・項目ごとの説明を、省かずに載せます。結論と比較表はスマホ修理フランチャイズ比較にあります。

業態横断ガイド:閉店率・撤退率|儲かる業種|説明会で聞くべき質問|少ない資金で始める

前提の説明と試算の記録

数字で分かる前提:試算できた3本部

本部型標準の件数1件の修理代黒字の境目回収
スマホ修理工房商業施設の単独店・オーナーが店長月150件12,000円生活費まで賄うのは月107件16か月(都市部・本人・生活費控除後・参考)(物件取得費を足すと23か月(都市部・本人・生活費控除後・物件取得費(家賃10か月分)を足した(別の仮定)・参考))
QQ修理既存店に併設月50件12,000円月39件22か月(都市部・人を雇う・参考)
アイサポ既存店に併設月50件9,000円(自社の平均)月80件10年で戻らない(都市部・人を雇う・参考)

(当サイトの試算・参考・都市部。単独店は生活費月25万円を引いた回収、併設は修理に入る0.5名分の人件費を払った店の利益での回収。1件の修理代は店頭の料金を税込とみなして÷1.1)

件数は、スマホ修理工房の収益モデルの月商を1件の修理代で割った値です。部品の原価率はスマホ修理工房が収益モデルの38%、アイサポは公式の粗利率41.7%から読んだ58.3%、QQ修理は同業の38%です。

本部の収益モデルは本当か

スマホ修理工房は4つの収益モデルを公開しています。営業利益は商業施設37万円・路面店26万円・優良店60万円・併設店14万円です企業公表。売上は税区分の記載がないため、店頭の料金と同じく税込とみなして÷1.1にし、決済手数料を足すと、店の営業利益は商業施設23.5万円・路面店16.8万円・優良店38万円・併設店−2.9万円になります(試算)。

売りに出ている店で検算する

TRANBIの機械等修理業・通信・家電の分類に、スマホ・iPhoneの修理店は3件だけでした。年商1,000万〜2,500万円で11年目の店が1,500万円、年商500万〜1,000万円で創業10年以上の店が30万円、年商500万円未満の赤字の店が300万円です〔第三者資料〕編集部の集計(2026年10月13日)。5本部のブランドの加盟店と名乗る案件はありません。

市場・収益分析の要点と、店の推移の記録

03市場・収益分析

5社を同じ物差しで調べて分かったこと

1

照合の起点から現在までで、一覧に新しく載った店より消えた店が多い本部がある

公式の店舗一覧を、本部ごとに照合の起点と現在で店名・住所で突き合わせました(期間は本部ごとに違い、約2.9〜3年)。直近1年の区切りで店名を突き合わせて集計できた本部は、5本部中0本部です。そのため、この図は照合の起点から現在までの増減です(編集部の判断の「この1年」の表は、一部の本部について一覧を別に数えた値で、対象の本部数を表に書いています)。一覧に新しく載った店より、一覧から消えた店が多い本部が1社ありました。

iPhone修理 アイサポ(※照合できた38都府県)は一覧に新しく載った店58店・一覧から消えた店132店です。

スマホ修理工房(※東京都を除く)+13店(102→115店・載55・消42)
スマホスピタル+9店(87→96店・載39・消30)
スマートクリア+1店(24→25店・載3・消2)
iPhone修理 アイサポ(※照合できた38都府県)−74店(315→241店・載58・消132)

上:照合の起点から現在までで一覧の店が増えた本部/下:減った本部。括弧内は起点→終点の店舗数と、一覧に新しく載った店・消えた店の数です(起点+載った−消えた=終点)。一覧の動きで、実際の開店・閉店とは限りません。消えた店には移転・改名を含む場合があります。

2

黒字に必要な月の修理件数は、本部どうしで比べられない

毎月の本部への支払いの総額を確認できた本部がなく(参考扱いの3社は除く)、黒字の境目を本部どうしで並べていません。本部ごとの参考の値は各本部ページにあります。

参考扱いの本部の値は、本部への支払いの未確認分を足すと上がる向きです

3

初期費用を取り戻すまでの期間(確認できる本部なし)

標準の月の修理件数・都市部の試算です。判定に使う回収の期限は5年で、図の縦線が期限です。毎月の本部への支払いの総額と初期費用を確認できた0社のうち、0社は期限内に初期費用を取り戻せません。本部への支払いが非公開・未確定などで参考扱いの3社は、この数に入れていません(本部ページに参考値)。

短いほど早く回収できる(開業から6か月で月の修理件数が上がる前提)。確認できた0社をすべて表示。回収は、本部が公表した初期費用(判明分の合計・税抜)で計算しています。物件取得費・内装など開業支出の一部を含まない本部は、実際の回収はさらに延びます(立ち上がりの赤字は月別の試算に入れてあり、予備は回収の対象に入れません)

市場・収益分析レポート5社の店舗数の増減・損益分岐・回収期間・本部の体制をすべて見る(約10分)

一覧から消えた店

本部照合の起点起点の店新しく載った店消えた店現在
アイサポ(38都府県)2023年前後31558132241
スマホ修理工房(東京都を除く)2023年10月1025542115
スマホスピタル2023年11月87393096
スマートクリア2023年11月243225

(公式の店舗一覧の保存版と今の一覧を、店名・店舗ページで突き合わせた編集部の集計(2026年10月13日)。QQ修理は加盟店の一覧がない)

アイサポは一覧も純減し、店の減少で「おすすめしない」です。スマホ修理工房とスマホスピタルは起点の3〜4割が消えましたが、新しい店がそれ以上に載って一覧は増えています。評価の方法の規則では、店の減少は「起点の2割以上が消え、一覧も純減した」本部に当てるため、この2本部は当たりません。消えた理由が分からないことは、判定の理由(消失理由未確認)と判断票に書いています編集部判断。

そのほかの記録

修理の件数は伸びても、増える分は正規の窓口へ

  • MM総研は、修理の台数が2023年度361.6万台・2024年度384.3万台・2025年度407.7万台と増えると試算する一方、キャリアの窓口が減り、Apple直営・正規サービスプロバイダ・メーカー関連が増えると分析しています〔第三者報道〕。
  • 修理の中身はバッテリの交換が34.3%、画面が30.6%で、どちらも正規の窓口が安く早くなっている修理です。

スマホ修理工房は募集ページで修理台数の伸びを示しますが、第三者の取り分には触れていません。ほかの4本部は市場の数字そのものを出していません企業公表。

本部の取り分は、部品の値段に入っている

本部初期費用毎月の本部費部品
スマホ修理工房初期投資予算100〜200万円(概算・加盟金30万円)ロイヤリティ月5万円(税別)。収益モデルでは¥56,500本部指定の部材の使用が加盟資格(単価は非公開)
アイサポ110万円〜(加盟金50万円・研修10万円〜・初期部品50万円〜)売上の10%+広告分担金2%本部が国内検品して提供(単価は非公開)
QQ修理研修費30万円・保証金30万円・工具3万円・在庫10〜20万円ロイヤリティ月7万円記載なし
スマホスピタル非公開非公開記載なし(FCNTの正規部品取扱店)
スマートクリア非公開非公開(任意のネット業務支援 月5,000〜30,000円)本部の卸販売(単価は非公開)

(各本部の募集ページ・ポータルの本部原稿。2026年10月13日確認企業公表)

修理の原価の中心は部品で、スマホ修理工房の収益モデルでは売上の38%です企業公表。部品を本部から買う型では、ロイヤリティの額とは別に、部品の利幅が本部の収入になります。部品の単価を公開する本部は1社もありません。

登録修理業者・部品・保証

本部総務省の登録修理業者Appleの独立系修理プロバイダ修理保証
アイサポ本部が登録(R000020)記載なし記載なし
スマホ修理工房本部が登録。加盟店が登録申請費3万円を払う記載なし記載なし
スマホスピタル本部が登録(R000026)記載なし(FCNTの正規部品取扱店)部品の不具合に最長6か月
スマートクリア本部が登録(R000061)記載なし記載なし
QQ修理記載なし記載なし記載なし

(各本部の会社概要・募集ページ・客向けサイト。2026年10月13日確認企業公表)

登録修理業者は電波法の制度で、修理の方法と体制を総務大臣に登録した業者だけが、修理した端末が技術基準に合うことを示せます。登録は事業者ごとで、本部が登録していても加盟店の店が登録の対象に入るかは別です〔行政資料〕。Appleの独立系修理プロバイダは純正部品とツールを使える仕組みですが、5本部とも承認を公開していません企業公表。

まだ分からないこと(全本部)

  • 加盟店の店が総務省の登録修理業者の対象に入るか(本部の登録番号と、店ごとの掲載)。
  • 使う部品の種類(純正・互換・中古)と出どころを客にどう示すか。本部指定の部材の単価。
  • 修理保証の期間と、データが消えたときの扱いを書いた書面。
  • 中古端末の買取をするなら、古物商許可の取得の支援と、買い取った端末の売り先。
  • 商業施設の家賃の決まり(固定か売上歩合か、最低保証、中途解約の違約金)。
  • 一覧から消えた店の理由と、続いている加盟店の月の修理件数の中央値。