丼・定食・とんかつの開業ガイド
丼・定食・とんかつFCの失敗原因|価格を決められない原価・都市部の家賃・人に任せるカウンター店・古い店舗数・消える店

編集部の判断
この業態の失敗は、看板の弱さより、加盟店が決められないものの多さから来ます。
食材の価格、メニューの価格、営業時間を本部が決め、加盟店が動かせるのは立地と人の使い方だけです企業公表。その2つ、つまり家賃の安い立地と、自分が店に立つかどうかで勝負が決まる業態だと考えてください編集部判断。
| あなたの状況 | 編集部ならこうする |
|---|---|
| 法人でロードサイドの大手の看板を出す | 都市部の家賃の立地は外し、地方の建貸の家賃と近くの加盟店の月商で判断する |
| 個人で小さなカウンター店を出す | 自分が店に立つ前提を崩さず、店長に任せる計画にしない |
失敗する5つの経路
| 経路 | 当てはまる本部の例 | 数字 |
|---|---|---|
| 価格を決められない原価 | 全本部 | 原価率40%でかつやの地方の回収は69か月(店長を雇う・原価率40%と水道光熱の悪い端・物件取得費(家賃10か月分)を足した(別の仮定)・参考)(試算) |
| 都市部の家賃 | かつや・京都勝牛 | かつやの都市部の回収は69か月(都市部・店長を雇う・物件取得費(家賃10か月分)を足した(別の仮定)・参考)(試算) |
| 人に任せたカウンター店 | TONTON・ベジ家 | TONTONを店長に任せ原価率40%なら都市部80か月(店長を雇う・原価率40%と水道光熱の悪い端・物件取得費(家賃10か月分)を足した(別の仮定)・参考)(試算) |
| 本部自身の数字で戻らない | 大戸屋 | 本部の償却前利益で割って約75か月企業公表 |
| 消える店・古い店舗数 | TONTON・まいどおおきに食堂・からやま | TONTONの起点の16店が一覧から消えた編集部の集計(2026年10月27日) |
1. 価格を決められない原価
- 消費者物価指数のうるち米(コシヒカリを除く)は2025年5月に前年比+101.0%で、埼玉県の価格調査では1年で食用油が+17.8%、国産鶏ももが+12.4%上がりました行政資料。
- 吉野家のセグメントの利益は、原材料を中心としたコスト上昇で2.1%減りました企業公表。
| 本部 | 原価率(基準) | 原価率40%と水道光熱の悪い端の回収(物件取得費込み) |
|---|---|---|
| かつや(店長を雇う・地方) | 36% | 69か月(地方・店長を雇う・原価率40%と水道光熱の悪い端・物件取得費(家賃10か月分)を足した(別の仮定)・参考) |
| 京都勝牛(店長を雇う・地方) | 38% | 51か月(地方・店長を雇う・原価率40%と水道光熱の悪い端・物件取得費(家賃10か月分)を足した(別の仮定)・参考) |
| TONTON(本人・都市部) | 33.3% | 43か月(都市部・本人が店長・生活費控除後・原価率40%と水道光熱の悪い端・物件取得費(家賃10か月分)を足した(別の仮定)・参考) |
(当サイトの試算・参考)
2. 都市部の家賃
かつやのロードサイドの出店条件は敷地250坪以上・建物30〜35坪以上・駐車15台以上です企業公表。
この広さの建物を都市部の家賃で借りると、本部の平均月商の店でも物件取得費を足した回収は69か月で、地方の47か月と大きく離れます(試算)。
3. 人に任せたカウンター店
- 10坪の豚丼の店は、自分が店に立てば生活費を引き物件取得費を足しても都市部21か月で戻ります(試算)。
- 同じ店を店長に任せると27か月、原価率が40%に上がると80か月です(試算)。本部の収支モデルの月商(300万円)の店には、店長の給料(社員1万円で月34.5万円と置いた)を払う余裕がありません。
注意:TONTONの見出しの『オーナー1人でも月84万円』は、アルバイトの人件費60万円を入れたモデルの営業利益です企業公表。自分が1万円で回すなら、その額は自分の労働の対価を含みます。
4. 本部自身の数字で戻らない
- 大戸屋のモデルケースは、初期投資8,020万円に対して営業利益59.7万円・償却前利益107.1万円(10年間の平均)です企業公表。
- 確かめられていない入力をそろって良い側に置いても、地方で自分が店に立つ回収は69か月で、判定は「おすすめしない」です(試算)。本部のモデルの数字を、自分の計画の上限だと考えてください。
5. 消える店と古い店舗数
| 本部 | 説明 |
|---|---|
| まいどおおきに食堂 | まいどおおきに食堂はFCページに「2013年10月時点で439店舗」を掲げたまま、有価証券報告書の店数は298店から271店に減りました企業公表。 |
| からやま | からやまの加盟店は2024年に13店・2025年に4店が閉店しています企業公表。 |
TONTONは2023年9月の一覧の54店のうち16店が今の一覧になく、一覧は82店に増えています編集部の集計(2026年10月27日)。
本部に出してもらう数字
- 指定食材の価格表と、メニューの価格を改定する時期の決まり。
- 候補地の近くの加盟店の開店13か月目以降の月商と原価率。
- 一覧から消えた店の理由(閉店・移転・名称変更・直営化)。
- 営業時間・深夜営業・休業を誰が決めるか。
- 本部が全店を休業させたときの売上の補償と本部費の扱い。
よくある質問
丼・定食のフランチャイズはやめとけと言われるのはなぜですか?
食材の価格とメニューの価格を本部が決め、米・肉・油の値上がりを加盟店が自分で価格に移せないからです企業公表。
そのうえで大手は法人に限り、ロードサイドの新築は6,000万円を超えます。都市部の家賃や、店長に任せる小さな店では、本部の示す月商でも5年で戻らない計算になります(試算)。
とんかつ・かつ丼のフランチャイズは儲かりますか?
かつやは本部が示す平均月商983万円(2024年度)の店なら、法人が店長を雇っても地方で物件取得費を足して47か月で戻る計算です(試算)。原価率は公表されておらず、40%に上がると69か月に延びます。平均月商が直営か全店かも書かれていません企業公表。
読み終えたら、次に見る
店が減っていない元祖豚丼屋TONTON条件次第
店の減少なし(54→82店)・判定の理由:消失理由未確認
判定が上位牛カツ京都勝牛条件次第
回収 2年9か月(33か月)・判定の理由:本部費未確定
全社を一覧で丼・定食・とんかつフランチャイズ13社の比較
判定・初期費用・本部へ払う額・店の増減を同じ表で
回収は各本部の判定に使う条件での試算
RE開業ガイド