ボクシング・キックボクシング・格闘技系フィットネス(サーキット型・暗闇型含む)の開業ガイド
ボクシングフィットネスのフランチャイズの開業資金|7本部の初期費用と、防音・物件・器具の抜け

編集部の判断
この業態の開業資金で見るべきは、初期費用の額ではなく、防音・防振の工事と物件取得費が入っているか、そして営業中の人件費を誰が何時間分払うかです。
防音・防振の工事を初期費用の内訳に名指しする本部は1つもなく、9ROUND・UBX・ZEALとも『内装』『設計・建築』の一括です企業公表。業者の目安は床工事が坪3〜12万円、壁の遮音が坪2〜5万円で、30坪なら150万〜500万円が見積もりの外に出ます〔第三者資料〕編集部判断。
もう1つは、開業してから会員が標準の水準まで増える半年の赤字です。会員は半年かけて積み上がる前提でも、家賃・店長の人件費・常駐のトレーナーの人時・本部への支払いは初月から満額かかります(試算)。
状況別:編集部ならこうする
| あなたの状況 | 編集部ならこうする |
|---|---|
| 1,000万円以内でパーソナル型を始めたい | ZEALの3通りの費用(900万・1,040万・1,230万円)は特典の有無と費目の差。今の募集の条件で1本の書面を出させ、運転資金200万円が入るかを確かめる。PERSONAL MITTは総額が出るまで比べない |
| ショッピングセンターの区画で1,500万円前後 | 9ROUNDの約1,650万円は物件取得費が別。家賃の10か月分を足し、館の防音の条件(下の階の用途・床の仕様)を区画の契約前に見る |
| 法人で4,500万円以上のサーキット型 | UBXの内訳(設計建築2,500万〜3,500万円)に防音・防振がどこまで入るかを書面で出させる。開業前の販促500万円・人件費200万円が入るのはこの本部だけ |
7本部の初期費用(公表の値)
| 本部 | 公表の初期費用 | 含むもの・別のもの | 税 |
|---|---|---|---|
| RANGER GYM | 500万〜700万円+物件取得費 | 加盟料250万円・内装施工費・ジム備品購入費(額なし)。坪数の公表なし | 税区分不明 |
| ZEAL BOXING FITNESS | 900万・1,040万・1,230万円(ポータル3通り) | 加盟金300万・物件取得約135万〜150万・内装約375万〜380万・器具約110万〜170万・システム。FCオーナーズの1,230万円は運転資金200万円を含む | 税区分不明 |
| 9ROUND | 総額約1,650万円(『物件によっては1,200万円前後』) | 加盟費239.9万(販促・研修込み)・器材563万・内装699万・システム55万。物件取得費は別。内訳の合計は1,556.9万円 | 税区分不明 |
| UBX | 4,500万〜6,800万円 | 加盟金500万・不動産取得0〜1,000万・設計建築2,500万〜3,500万・機器650万・システム50万・備品100万・開業前販促500万・開業前人件費200万・開業前家賃0〜300万 | 税区分不明(工事費は税抜) |
| ビューティーキックス | 本部への支払いだけ(加盟金33万円・研修27.5万円/人〜。税込) | 既存の施設に導入する型で、物件・内装・器具は加盟者の施設による | 税込 |
| b-monster・PERSONAL MITT | 非公開 | b-monsterはアントレの最低自己資金500〜1,000万円、PERSONAL MITTは『開業コストが安い』『最低8畳』だけ | - |
企業公表
事業に必要な現金:初期費用+立ち上がりの不足
- 開業から会員が標準(サーキット型は本部の収支例の0.8倍、パーソナル型は稼働率62%)まで増える6か月の月別の収支を、初期費用に積み上げた最も深い点が、事業に必要な現金(借入前)です編集部の試算。
| 本部 | 初期費用(試算に使った値) | 事業に必要な現金(地方・店長かトレーナーを雇う) |
|---|---|---|
| 9ROUND | 1,650万円 | 5,673万円 |
| UBX | 4,500万円 | 4,894万円 |
| ZEAL | 1,230万円 | 1,237万円 |
(試算・参考。会員数の水準と常駐の人時は編集部の仮定。9ROUNDは店長を雇う型が標準の会員数で赤字のため、6か月以降も不足が増える。UBXは本部の損益分岐に合わせて月50万円の費用を足した)
防音・防振と物件
サンドバッグを打つ音と振動は階下・隣に伝わります。
階下の飲食店から振動・騒音の苦情を受けた相談(4cmのマットを敷いた上で、サンドバッグの取り付けを変えたことが原因)、開業者の体験談(換気扇を塞ぐ・吊り方を変える・壁天井床に防音材、完全には消えない)があります〔第三者資料〕。
本部の条件はUBX『45坪〜』、9ROUNDは収支例の30坪モデル、ZEALは『約10坪から・トレーニングマシン不要』、PERSONAL MITTは『最低8畳』です企業公表。
初期費用の外にある費用
- 防音・防振の工事:どの本部も内訳に名指しがありません企業公表。坪5〜20万円の追加の幅を見ておきます〔第三者資料〕編集部判断。
- 器具の入替え:サンドバッグ・グローブ・ミットは消耗品で、耐用年数を公表する本部はありません企業公表。7年で入れ替えると置くと、積み立ては9ROUNDで月6.7万円、UBXで月7.7万円、ZEALで月1.3万円です(試算)。
- 人材の紹介・研修:ZEALは人材紹介費50万円/人・研修費25万円/人(1次募集の特典では0円)企業公表。本部が派遣するスタッフの費用の形は未確認です。
- 運転資金:ZEALのFCオーナーズの額(200万円)以外は、初期費用の内訳に運転資金がありません企業公表。
- ライセンス型の総額:ビューティーキックスは加盟金・研修だけが本部への支払いで、店を持たない人の総額は出ていません企業公表。
自己資金・借入・生活費を分けて考える
パーソナル型はオーナー自身がミットを持つ人が多い業態です。
試算は、人を雇う店の営業利益で回収を数える形を主にし、本人が1人分として立つ場合は生活費月25万円を引いた残りで数えます。ZEALなら本人が立って地方で19か月、9ROUNDでオーナーが店長をして地方でも10年で戻らないです(試算・参考)。借入と返済を入れた月末の残高は、収支シミュレーターと資金計画のガイドで自分の値に置き換えてください。
売りに出ている店を買う場合
- BATONZのキックボクシングジムの売却案件3件(2022〜2026年の掲載)の希望額は300万〜950万円で、どれも売上1,000万円以下の小さなジムです〔第三者資料〕編集部の集計(2026年10月26日)。
- パーソナルのキックボクシングのFC本部そのもの(3店・会員約150〜200名)が950万円で成約し、関西のベッドタウンの駅近のサブスク型ジムは600万円で買い手を募集しています。
本部に出してもらう数字
- 物件取得費・防音防振の工事・器具・開業前の販促を含む開業までの必要額(全本部)。
- 3通りの費用のうち今の募集の条件と、運転資金・人材紹介費が入るか(ZEAL)。
- 内訳の合計1,556.9万円と見出し約1,650万円の差の中身(9ROUND)。
- 非公開の総額(b-monster・PERSONAL MITT)と、店を持たない人の総額(ビューティーキックス)。
根拠にしたデータ
- 本部の初期費用:各本部ページの「すべてのデータと出典」
- 試算:編集部の収支モデル
- 売却案件:編集部の売却案件の集計
よくある質問
ボクシングフィットネスのフランチャイズは、いくらあれば始められますか?
- 公式かポータルに書かれた開業資金は、格闘技ジム型のRANGER GYMの500万〜700万円+物件取得費、パーソナル型のZEALの900万〜1,230万円から、サーキット型の9ROUNDの約1,650万円(物件取得費除く)、UBXの4,500万〜6,800万円までです企業公表。
- ただし防音・防振の工事と物件取得費の扱いが本部で違い、額をそのまま比べられません。
内装の見積もりで防音は入っていますか?
本部の内訳に防音・防振を名指しする本部はありません企業公表。サンドバッグの音と振動は階下に伝わり、工事をしても完全には消えないという体験談があります〔第三者資料〕。候補物件ごとに防音の見積もりを別に取り、下の階の用途を確かめてから区画を決めてください編集部判断。
読み終えたら、次に見る
初期費用が少ないRANGER GYM様子見
初期 500万〜700万円+物件取得費・判定の理由:本部費未確定
初期費用が少ないZEAL BOXING FITNESS様子見
初期 ポータルで3通り:900万円・1,040万円・1,230万円。税区分不明。個人は加盟金300万円のみの独立支援プランあり・判定の理由:実績不足
全社を一覧でボクシングフィットネスフランチャイズ7社の比較
判定・初期費用・本部へ払う額・店の増減を同じ表で
RE開業ガイド