車の買取・中古車販売フランチャイズ 市場・収益分析
車の買取・中古車販売・カーリースのFC10本部の店の残り方・費用の公開・客との約束の調査
エグゼクティブサマリー(3分で読める要約)
調査日は2026年10月12日です。この調査の「月の買取台数」は、1店が1か月に客から買い取り、業者オークションに出す車の台数です。試算は、店を持たない出張買取の型だけを、台数×1台の粗利で計算しています。
市場の結論3点
- 中古車の登録台数は、登録車が2025年に約363万台(前年比99.2%)、軽が約286万台(同100.7%)で横ばいです企業公表
- USSの成約車両単価は2021年3月期の76.8万円から2026年3月期の125.5万円へ約1.6倍になった一方、2022年9月の122.1万円から2023年3月の89.8万円へ半年で約27%下がった局面があり、2026年9月は前年比97.8%と下げに転じました企業公表
- 中古自動車販売の倒産は2025年に101件、休廃業・解散は128件で、どちらも10年で最多です。原因は仕入難・人件費・金利の上昇です〔第三者報道〕
10本部の見え方
| こんな人なら | 比べる本部 | 根拠の数字 |
|---|---|---|
| 店を持たず、ひとりで出張買取を始めたい | ハッピーカーズ(様子見)の資料を取る | 加盟金50万円・会費月5万円・ロイヤリティなし(本部の説明)。一覧は113店→159店企業公表編集部の集計(2026年10月12日) |
| 整備・販売の会社が、買取・販売の看板を足したい | カーセブン(様子見)の資料を取る | 『契約後の減額なし・7日間キャンセル無料』を全店で掲げ、本部がJPUCの適正買取店企業公表 |
| 整備工場・販売店が、リースの取次を足したい | 該当なし | リース1件で加盟店に残る利益を公開する本部がない企業公表 |
最も重いリスク3点
| リスク | 数字 | 読者がやること |
|---|---|---|
| 本部の言う台数と、本部自身の台数の差 | スマイルカーズの『平均7台~10台』に対し、本部の発表から割った1店の買取は月約4.7台。その台数の手残りは月11万円(労働報酬込み)編集部の集計(2026年10月12日)編集部の試算 | 加盟店の月の買取台数の中央値と1台の粗利の実績を書面で求める |
| 相場の下落 | 半年で27%下がる速さなら、在庫の約2週間で1台約13,853円が消える編集部の試算 | 本部の買取保証の有無と、相場が下がったときの損を誰が負うかを聞く |
| 客との約束が本部の約款だけ | 四輪の出張買取は訪問購入の対象外でクーリング・オフがない。JPUCの相談のトラブル429件のうちキャンセル料214件・減額94件(2022年)〔行政資料〕〔第三者報道〕 | 減額・キャンセルの約款を加盟店も同じものを使うか、書面で確かめる |
10本部の判定(2026年10月12日時点)
| 判定 | 本部数 | 本部 |
|---|---|---|
| おすすめ | 0 | なし |
| 条件次第 | 0 | なし |
| 様子見 | 8 | 車買取 アップル、カーセブン、フラット7、クルマ買取りハッピーカーズ、ジョイカル、カーコンカーリース、車買取・販売 ラビット、ユーポス |
| おすすめしない | 2 | ガリバー、スマイルカーズ |
「平均7台~10台」は本当か
元の数字
| 本部 | 宣伝の言葉 | 何の数字か |
|---|---|---|
| スマイルカーズ | 「平均7台~10台」「初期投資計回収月:10ヶ月」 | 公式の募集ページ。回収10か月は直営1店舗の収益からの参考値企業公表 |
| スマイルカーズ | 「売り上げ高 7,500万円/年、原価6,750万円…営業利益443万円」 | ポータルの本部原稿の『既存店舗の収益の平均値等から作成したモデル収益』。経費を足すと営業利益は494.8万円で、公表の443万円と51.8万円合わない企業公表 |
| スマイルカーズ | 「2026年上半期の買取台数3,806台」「全国136店舗体制」 | 本部のプレスリリース(2026年7月)企業公表 |
| ハッピーカーズ | 「全国約150店舗、年間約7,000台」 | 本部のプレスリリース(2026年6月)。直営・本部の取扱を含むかは書かれていない企業公表 |
| ジョイカル | 「平均粗利35万円/台」「610店舗」 | 募集ページ。粗利の数え方の記載なし。本部の2026年7月の発表は『約550店舗』企業公表 |
売上と手取りの差
スマイルカーズの収支モデルを、公式の範囲の中央(月8.5台)で当サイトの式に入れると、オーナーの労働報酬込みの手残りは月36万円で、本部の営業利益(月37万円)とほぼ同じです編集部の試算。式は本部の数字を再現しています。違うのは台数だけです。本部自身の発表から割った月約4.7台では、手残りは月11万円です〔試算・参考〕。
この業態で利益を分ける3つのこと
1. 1台の粗利
1台の粗利は、業者オークションの売値から客に払った買取額を引いた額です。公表する本部はありません。スマイルカーズの収支モデル(年商と原価)を月8.5台で割ると、1台の売値は税抜668,456円、粗利率10%で、1台の粗利は税抜66,846円です編集部の試算。オークションの出品料・成約料・陸送費が原価に入るかは書かれていません。
2. 月の買取台数
生活費月25万円まで賄うには、スマイルカーズの費用で月7台、ハッピーカーズの費用で月6.5台が要ります〔試算・参考〕。生活費を引いて5年以内に初期費用と買取資金を取り戻すには、月8.5台・8台です〔試算・参考〕。本部自身の発表から割った1店の平均(月約4.7台・3.9台)は、どちらもこの台数の半分前後です編集部の集計(2026年10月12日)。
3. 買取資金と相場
- 客には買取代金を当日払い、業者オークションで売れて入金されるまで資金が出ていきます。月8台・入金まで約2週間なら、寝かせる買取額は約225万円です編集部の試算。スマイルカーズが『運転資金300万円』を勧めるのは、この資金です企業公表。相場が半年で27%下がる速さなら、在庫の約2週間で1台約13,853円が値下がりします編集部の試算。
市場と規制
需要と相場
- 中古車の登録台数は、登録車が2025年に3,632,179台(前年比99.2%)、軽四輪車が2,855,689台(同100.7%)です企業公表。
- USSの成約車両単価は2026年3月期の平均125.5万円で、成約率は約67%です。出品しても3台に1台は売れず、再出品になります企業公表。
- 2022年9月の122.1万円から2023年3月の89.8万円まで、半年で約27%下がりました(車種の構成の変化を含む)企業公表。
倒産
- 中古自動車販売の倒産は2025年に101件(前年比29.4%増)、休廃業・解散は128件(同48.8%増)で、どちらも10年で最多です。原因は『中古車価格の高騰などによる仕入難』、人件費・事務所維持費・金利の上昇です(東京商工リサーチ)〔第三者報道〕。
規制と客との約束
- 特定商取引法の訪問購入は、施行令で四輪の自動車を対象から外しています。出張買取にクーリング・オフも書面の交付の義務もありません〔行政資料〕。
- 自動車は古物で、古物商の許可は加盟店の名義です。買取ごとの本人確認・帳簿・盗品の疑いの申告が義務です〔行政資料〕。
- JPUC(日本自動車購入協会)の相談室には2022年に2,822件(過去最多)の相談があり、トラブル429件のうちキャンセル料214件・引き渡し後の減額94件・キャンセル拒否51件でした〔第三者報道〕。
- 自動車公正取引協議会の2025年度の買取りの相談は229件(前年度172件)で、『電話で売ると伝えた直後のキャンセルに3万円』『オークションの検査で修復歴が見つかったとして勝手に減額』が多い〔第三者報道〕。
- 2023年11月、金融庁はビッグモーターなど3社の損害保険代理店の登録を取り消しました。中古車の支払総額表示は2023年10月から、修理業を兼ねる代理店への改正保険業法は2026年6月1日から施行です〔行政資料〕。
自分で出張買取をするお金の流れ
同じ式で計算し直した理由
本部の収支モデルを出すのはスマイルカーズだけで、人件費の欄がなく、オークションの手数料の扱いも書かれていません企業公表。ハッピーカーズは収支モデルを出していません。そこで2本部を同じ式・同じ1台の粗利で計算し直しました編集部の試算。
月の利益 = 月の買取台数×1台の粗利 − 本部への支払い − 広告・送客 − 移動・通信・雑費
利益は、借入の利息・税金・オーナーの生活費を引く前の額です。ひとりで回す店では、これがオーナーの手取りのもとです。
試算の前提(出典つき。前提が変われば結果も動く)
| 項目 | 置いた値 | 根拠 |
|---|---|---|
| 月の買取台数の3水準 | 4・8・12台 | 8台はスマイルカーズの『平均7台~10台』の下の側、4台は本部の発表から割った1店の平均(月約3.9台・4.7台)に近い水準企業公表編集部判断 |
| 1台の売値 | 税抜668,456円 | スマイルカーズの収支モデルの年商7,500万円÷12か月÷月8.5台。税区分の記載がないため÷1.1企業公表編集部判断 |
| 1台の粗利 | 税抜66,846円(売値の10%) | 同じ収支モデルの(年商−原価)÷年商。ハッピーカーズにも同じ値を置いた(この本部の公表はない)編集部判断 |
| 本部への支払い | スマイルカーズ月7.5万円(税抜)、ハッピーカーズ月5万円 | ロイヤリティ6.6万円+システム利用料1.65万円(税込)/会費5万円(税区分不明)企業公表 |
| 広告・送客 | 月10万円 | スマイルカーズの収支モデルの広告費120万円/年。ハッピーカーズの送客の手数料は非公開企業公表編集部判断 |
| 移動・通信・雑費 | 月3万円 | 同じ収支モデルの移動費・雑費36万円/年企業公表 |
| 家賃・人件費 | 0 | 無店舗・オーナーひとり(自家用車) |
| 買取資金 | 開業時に300万円 | スマイルカーズの『運転資金300万円』。回収の対象に入れた(買取店と同じ扱い)企業公表 |
| 社員を雇う場合 | 月30万円 | オーナーの代わりに社員1名(会社負担込み)編集部判断 |
| 立ち上がり | 6か月で目標の台数に届く | サイト共通編集部判断 |
| 税 | 税抜。税区分の分からない売値は1.1で割る | 全業態共通の規則 |
検算:本部の数字と比べる
スマイルカーズの収支モデルの営業利益は、年額の公表値を12で割ると月37万円です企業公表。当サイトの式で月8.5台なら手残りは月36万円で、ほぼ同じです編集部の試算。差は、税区分の分からない売上を1.1で割ったことと、本部費を税込の表の額で置いたことで説明できます。
初期費用で回収を計算できた本部
| 本部 | 初期費用(試算) | 生活費まで賄う台数 | 月の手残り(標準・生活費を引く前) | 回収(生活費を引いた後) | 5年以内に戻す台数 | 本部の発表から割った1店の平均での回収 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| スマイルカーズ | 220万円 | 7台 | 33万円 | 82か月(都市部・本人・生活費控除後・参考) | 8.5台 | 月4.7台で10年で戻らない(都市部・本人・生活費控除後・その本部の公表の1店平均の買取台数(別の仮定)・参考) |
| ハッピーカーズ | 131万円 | 6.5台 | 35万円 | 54か月(都市部・本人・生活費控除後・参考) | 8台 | 月3.9台で10年で戻らない(都市部・本人・生活費控除後・その本部の公表の1店平均の買取台数(別の仮定)・参考) |
回収は、初期費用に買取資金300万円を足した額を、生活費月25万円を引いた残りで取り戻す月数です。2本部とも本部費か初期費用に未確認があり、1台の粗利も逆算の値のため、参考の試算です(順位は付けません)。ハッピーカーズの初期費用は第三者サイトの内訳の合計です。
展示場を持つ型とリース取次の型の8本部は、開業総額か本部費か1件の利益が非公開で、試算していません。
本部の発表から割った1店の平均で計算すると
| 本部 | 1店の平均の台数 | その台数の月の手残り(生活費を引く前) | 生活費を引いた月の額 | 回収(生活費を引いた後) |
|---|---|---|---|---|
| スマイルカーズ | 月4.7台 | 11万円 | −14万円 | 10年で戻らない(都市部・本人・生活費控除後・その本部の公表の1店平均の買取台数(別の仮定)・参考) |
| ハッピーカーズ | 月3.9台 | 8万円 | −17万円 | 10年で戻らない(都市部・本人・生活費控除後・その本部の公表の1店平均の買取台数(別の仮定)・参考) |
スマイルカーズは2026年上半期の買取台数3,806台÷136店÷6か月、ハッピーカーズは年間約7,000台÷約150店÷12か月です編集部の集計(2026年10月12日)。スマイルカーズは、期首の120店で割った月5.3台と、収支モデルを月7台で割った最も有利な1台の粗利(81,169円)を同時に置いても、手残りは月23万円で、10年で戻らないです編集部の試算。
売却案件との差
売却サイトに出ている車の販売・買取の案件(TRANBI 34件・バトンズの1ページ目20件)のうち、FC加盟店と分かるのはバトンズの1件(関東の大手FCの中古車販売、年商3億〜5億円・希望額3,000万円)だけで、出張買取のFC店は1件もありません〔第三者資料〕編集部の集計(2026年10月12日)。
車の『買取』を掲げる案件は、千葉の買取拠点(年商5億〜10億円・490万円)と関西の買取販売業(10億〜20億円・4億5,000万円)の2件で、どちらも出張買取のひとり店とは規模が違います〔第三者資料〕。
社員を雇う場合
| 本部 | 標準の台数の月の利益 | 黒字の境目の台数 | 回収(店の利益) |
|---|---|---|---|
| スマイルカーズ | 3万円 | 8台 | 10年で戻らない(都市部・社員を雇う(オーナーは査定・引取に回らない)・参考) |
| ハッピーカーズ | 5万円 | 8台 | 104か月(都市部・社員を雇う(オーナーは査定・引取に回らない)・参考) |
社員1名(会社負担込み月30万円)がオーナーの代わりに査定・引取に回る試算です編集部の試算。
法人で加盟する場合:全員雇用と2店の資金の重なり
全員雇用(人を雇う)・都市部・標準の水準の試算です。2店目は1店目と同じ型・同じ条件で、12か月後・24か月後に開くと置きました。必要額が確定しない本部は、確認済み費用だけの試算(参考)です。法人の管理部門費・複数拠点の管理者・本社の配賦・採用費・既存社員の配置費は、出典のある相場がないため未対応で、差し引いていません。
| 本部 | 店の営業利益(全員雇用・月) | 1店の事業に必要な現金(借入前) | 2店(2店目を12か月後)の事業に必要な現金(借入前) | 2店(2店目を24か月後)の事業に必要な現金(借入前) |
|---|---|---|---|---|
| クルマ買取りハッピーカーズ(参考:確認済み費用だけの試算) | 5.5万円 | 537.3万円 | 1,011万円 | 945.2万円 |
| スマイルカーズ(参考:確認済み費用だけの試算) | 3万円 | 638.8万円 | 1,242万円 | 1,206万円 |
法人限定の本部のうち、全員雇用の試算がない本部(未対応):車買取・販売 ラビット。本人が現場に立つ試算は法人の判断に使いません。
店舗の増減
本部ごとの結果
| 本部 | 数えた方法 | 起点→今 | 消えた店 | 新しく載った店 |
|---|---|---|---|---|
| ハッピーカーズ | 公式一覧の照合(2024-08-08→2026-10-12) | 113→159 | 30(26.5%) | 76 |
| カーセブン | 公式一覧の照合(2023-12-11→2026-10-12・九州・沖縄を除く8地域) | 104→108 | 19(18.3%) | 23 |
| ジョイカル | 公式一覧の照合(2023-12-06→2026-10-12) | 543→546 | 136(25.0%。表記の変更を含む上限) | 139 |
| ユーポス | 公式一覧の照合(2023-12-08→2026-10-12) | 81→91 | 9(11.1%) | 19 |
| ガリバー | IR資料の加盟店数(2023-08→2026-05) | 62→51 | 不明(純減11) | 不明 |
| ラビット | 親会社USSのIR資料の加盟店数(2023-03→2026-03) | 132→124 | 不明(純減8) | 不明 |
| アップル | 親会社のIR資料の加盟店数(2022-12→2024-12) | 250→263 | 不明 | 不明 |
| スマイルカーズ | 本部の沿革と今の公式一覧(照合なし) | 71(2024-10)→130 | 不明 | 不明 |
| フラット7 | 今の店舗サイトマップ(照合なし) | 452 | 不明 | 不明 |
| カーコンカーリース | 今のサイトマップ(照合なし) | 606 | 不明 | 不明 |
編集部の集計(2026年10月12日)企業公表一覧から消えた店は、閉店とは限りません。移転・改名・看板を外しただけの店を含みます。ハッピーカーズで同じ地域の移転とみられる5組を続く店とすると、消えた割合は22.1%です。
宣伝の店舗数と一覧の差
- ガリバーの募集ページは『全国約70店舗に及ぶフランチャイズ店舗』『約406店舗』と書き、IDOMのIR資料の加盟店は51店(2026年5月)、直営は446店です企業公表。
- カーセブンの店舗用地のページは『約150店舗』と書き、今の一覧は九州・沖縄を含め約123店、2026年4月の公式の数は114店です企業公表編集部の集計(2026年10月12日)。
- ジョイカルの募集ページは『610店舗』と書き、本部の2026年7月の発表は『約550店舗』、一覧は546店です企業公表編集部の集計(2026年10月12日)。
- ユーポスのFCページは『全国66店舗 ※2015年10月現在』のままで、今の一覧(91店)より少ない古い数字です企業公表。
- カーコンカーリースの募集ページの『665店舗(2019年12月)』は日付つきの古い数字で、今のサイトマップは606店です企業公表編集部の集計(2026年10月12日)。
本部の体制
運営会社と開示
| 本部 | 型 | 上場・開示 | 費用の公開 |
|---|---|---|---|
| ガリバー | 買取+販売 | IDOM(東証プライム)。IR資料に加盟店数 | 非公開 |
| カーセブン | 買取+販売 | 非上場 | 社員インタビューに加盟金・保証金・ロイヤリティの下限 |
| アップル | 買取専門が主 | 親会社が開示(決算報告) | 非公開(運転資金2000万円の条件だけ) |
| ラビット | 買取専門 | USS(東証プライム)の子会社。IR資料に加盟店数 | 非公開(総額2,000万円は第三者の記事) |
| ユーポス | 買取専門(展示場) | 非上場 | 非公開(加盟金と保証金があるとだけ) |
| スマイルカーズ | 無店舗の出張買取 | 非上場(2022年設立) | 加盟金・ロイヤリティ・開業資金の一例・収支モデル |
| ハッピーカーズ | 無店舗の出張買取 | 非上場 | 加盟金・会費(総額は第三者サイト) |
| ジョイカル | リースの取次・販売 | 非上場 | 非公開(2015年の業界誌の月額だけ) |
| フラット7 | リースの取次・販売 | 非上場 | 非公開 |
| カーコンカーリース | リースの取次 | 非上場 | 母体のカーコンビニ倶楽部の加盟金・初期総額・毎月の本部費 |
本部の公表・処分の記録
- ガリバー(IDOM):2023年11月に保険金の不適切な請求3件を公表。2024年10月に金融庁の立入検査が報じられ、2026年6月には適格消費者団体の申入れで保証の規約の不当な条項を削除しました企業公表〔第三者報道〕。
- カーコンカーリース(カーコンビニ倶楽部):2022年7月、本部が元加盟店に未払いのロイヤリティ等約2,211万円と商標の使用差止めを求めた裁判で勝訴(東京地裁)〔行政資料〕。
- スマイルカーズ:2026年5月にJPUCに加盟し、自動車売買約款にJPUCのモデル約款の監修番号を取ったと公表企業公表。
- 古物営業法・道路運送車両法・保険業法の処分、景品表示法の措置命令は、10本部の名前(本部・運営会社・ブランド)で見つかりませんでした編集部の集計(2026年10月12日)。
数字が古い・食い違う本部
- スマイルカーズ:加盟金は公式200万円・ポータル220万円(税込)、ロイヤリティは公式の画像の5万円と表・ポータルの6.6万円(税込)、研修は4日と3日。収支モデルの営業利益が、経費を足した額と合わない。募集ページの『平均7台~10台』と本部の発表から割った月約4.7台企業公表編集部の集計(2026年10月12日)。
- ガリバー:『全国約70店舗に及ぶフランチャイズ店舗』『約406店舗』『売上高約4,200億円』が数年前の数字企業公表。
- ジョイカル:『610店舗』と『約550店舗』企業公表。
条件別の候補
あなたの条件ごとの早見表
| 条件 | 候補 | 理由 |
|---|---|---|
| 店を持たず、ひとりで出張買取を始めたい | ハッピーカーズ(様子見)の資料を取る | 入口の費用は小さいが、1台の粗利と台数の中央値が出るまで進めない編集部判断 |
| 整備・販売の会社が、買取・販売の看板を足したい | カーセブン(様子見)の資料を取る | 客との約束(減額なし・7日間の無料キャンセル)が最もはっきりしている。費用は書面で求める企業公表編集部判断 |
| 整備工場・販売店が、リースの取次を足したい | 該当なし | リース1件の利益と残価の負担を公開する本部がない企業公表 |
様子見の本部
車買取 アップル、カーセブン、フラット7、クルマ買取りハッピーカーズ、ジョイカル、カーコンカーリース、車買取・販売 ラビット、ユーポス。ハッピーカーズは1台の粗利がこの本部の数字ではなく、カーセブン・カーコンカーリースは開業総額か1件の利益が、アップル・ラビット・ユーポス・ジョイカル・フラット7は費用のすべてが公開されていません。
おすすめしない本部
ガリバー、スマイルカーズ。スマイルカーズは本部自身の数字で計算して初期費用が戻らず、ガリバーは本部自身のIRと食い違う加盟店数で募集を続け、加盟店が減っています編集部の集計(2026年10月12日)企業公表。
下振れしたらどうなるか
| 本部 | 少ない水準(月4台)の手残り | 1台の粗利50,000円の回収 | 1台の粗利85,000円の回収 | 相場の下落(1台13,853円減)の回収 | 台数−20%の回収 | 売値と粗利−10%の回収 | 同時の回収 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| スマイルカーズ | 6万円 | 10年で戻らない(都市部・本人・生活費控除後・感度(別の仮定)・参考) | 31か月(都市部・本人・生活費控除後・感度(別の仮定)・参考) | 10年で戻らない(都市部・本人・生活費控除後・感度(別の仮定)・参考) | 10年で戻らない(都市部・本人・生活費控除後・感度(別の仮定)・参考) | 10年で戻らない(都市部・本人・生活費控除後・感度(別の仮定)・参考) | 10年で戻らない(都市部・本人・生活費控除後・感度(別の仮定)・参考) |
| ハッピーカーズ | 9万円 | 10年で戻らない(都市部・本人・生活費控除後・感度(別の仮定)・参考) | 25か月(都市部・本人・生活費控除後・感度(別の仮定)・参考) | 10年で戻らない(都市部・本人・生活費控除後・感度(別の仮定)・参考) | 10年で戻らない(都市部・本人・生活費控除後・感度(別の仮定)・参考) | 108か月(都市部・本人・生活費控除後・感度(別の仮定)・参考) | 10年で戻らない(都市部・本人・生活費控除後・感度(別の仮定)・参考) |
回収はどれも生活費を引いた後・標準の台数です。同時は、台数−20%・売値と粗利−10%・立ち上がり1.5倍を同時に置いた編集部のストレス条件です(ひとりの型で人件費は0)編集部の試算。
展示場・店舗を持つ型の下振れ
展示場で在庫を数十台持つ型は、同じ相場の下落で失う額の桁が違います。アップルは加盟の条件に『運転資金として2000万円を用意できる』を挙げ、スマイルカーズは買取と販売の型(Bタイプ)に運転資金850万円ほどを勧めます企業公表。この型の本部は開業総額か本部費が非公開で、編集部は試算していません。
この分析の限界
- 1台の粗利は、スマイルカーズの収支モデルの年商と原価から逆算した値で、加盟店の実績の分布ではありません。ハッピーカーズにも同じ値を置いています。
- 月の買取台数の3水準は、本部の宣伝と本部の発表から割った平均から置いた値で、加盟店の分布は公表されていません。
- 店単位で照合できたのは4本部です。カーセブンは九州・沖縄の2023年の保存が取れず、8地域で照合しました。ガリバー・ラビット・アップルはIR資料の加盟店数だけで、開店・閉店の内訳は分かりません。
- 展示場を持つ型・リース取次の型は、費用か1件の利益が非公開で試算していません。
- 処分・訴訟は、2021年4月から2026年10月12日まで、本部名・会社名・ブランド名で検索しました。加盟店の法人名で出た処分は見落としがありえます。
- 対象外にした本部:カーチス(加盟募集のページがない)、TAX(ボランタリーチェーンで加盟金・月額・契約条件の公開がない)、ニコノリ(最後の加盟店募集説明会は2022年で、今の『パートナー募集』は掲載・送客の取次)。
- 本部や加盟店への聞き取りはしていません。
使ったデータ
- 公式一覧の照合とIR資料の店舗数:research/store_flow.json
- 募集ページの過去の版(Web Archive)と宣伝の店舗数・台数:research/claims_history.json
- 本部の費用と収支モデル:brands/*.json(出典つき)
- 処分・判決・本部の公表:research/troubles.json、業界の相談と規制:research/troubles_industry.json
- 業態別の評価項目の根拠:research/genre_eval.json
- 売却案件:research/sale_listings.json(TRANBI・バトンズ)
- 中古車の登録台数・業者オークションの相場・倒産:research/market.json
- 試算の入力の根拠:research/model_common.json・research/model_inputs.json。試算:scripts/model_kuruma.mjs → research/model_out.json