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訪問マッサージ・訪問鍼灸(医療保険の療養費を使う在宅向け) フランチャイズ

訪問マッサージ・訪問鍼灸(医療保険の療養費を使う在宅向け)フランチャイズの調査記録(全文)

訪問マッサージ・訪問鍼灸(医療保険の療養費を使う在宅向け)フランチャイズの比較で使った前提・市場の分析・項目ごとの説明を、省かずに載せます。結論と比較表は訪問マッサージ・訪問鍼灸(医療保険の療養費を使う在宅向け)フランチャイズ比較にあります。

業態横断ガイド:閉店率・撤退率|儲かる業種|説明会で聞くべき質問|少ない資金で始める

前提の説明と試算の記録

この業態で評価の項目を増やした理由

1. 施術管理者:その人が辞めると請求が止まるから

施術はあん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師しかできません。

オーナーは無資格でかまいませんが、療養費を受領委任で請求するには、2021年1月から実務経験と研修の受講を満たす施術管理者が要ります行政資料。売りに出ている訪問鍼灸の事業には、『管理鍼灸師の退職』で閉院を考えている例がありました企業公表。施術管理者が辞めたときの手当て(本部からの紹介・派遣)を決まりとして書いた本部は、9本部にありませんでした。

2. 料金改定:自宅か施設かで1回の療養費が約2倍違うから

  • 2026年7月の料金は、マッサージ5局所で自宅に1名なら4,650円、施設に3〜9名なら2,810円、10〜19名なら2,500円です行政資料。同じ件数を回っても、施設中心なら売上は約6割です。さらに、同じ施設への訪問が9割以上の施術所は8割で算定し、同じ患者の月16回目以降は半額になりました行政資料。当サイトの試算は自宅中心の1回4,500円で置いています。
  • 施設中心(1回2,810円)に置き直すと、試算したどの本部も、本人が管理者の地方でも10年で戻りません(試算)。

3. 『特別の関係』:フランチャイズの本部そのものが名指しされたから

  • 2026年7月から、施術所と運営のフランチャイズ契約を結ぶ本部とその関連会社、患者が住む高齢者住まいの運営会社で施術所と金銭や利用者募集の関係があるものが、留意事項の『特別の関係』に明記されました行政資料。KEiROWの運営会社(HITOWA)は介護施設『イリーゼ』での提供実績を強みに挙げ、カームケアの運営会社は『愛の家』など介護事業所380拠点以上を持ちます企業公表。
  • グループ施設の入居者に訪問する形がどう扱われるかは、本部に書面で確かめてください。特別の関係で何が制限されるかの本文は、当サイトはまだ確かめていません。

4. 同意書と営業:利用者は紹介でしか来ないから

  • 療養費は医師の同意書がないと支給されず、利用者はケアマネジャー・施設・医療機関の紹介で来ます。同意書を出す医師と出さない医師があり、日本訪問マッサージ協会は『同意書を発行してくれる病院…のリスト』を共有すると書きます企業公表。同意書の取り方の行き過ぎ(医師への金品・代筆・白紙の同意書)は不正の入口です。当サイトは標準の回数まで12か月かかると置き、立ち上がりが1.5倍に延びる場合も同時悪化の感度に入れています。

5. 不正請求:中止になると開設者も5年扱えなくなるから

  • 2025〜2026年に、架空請求・付増請求・同じ建物の複数の患者を別の日に施術したことにした請求で、受領委任の取扱いが中止された施術所が公表されています行政資料。東京の例では、開設者が施術管理者を監督する義務を果たしていないとして、施術管理者と開設者がともに原則5年扱えなくなりました行政資料。9本部の名前では処分は見つかりませんでしたが、公表は施術所名で出るため、屋号の違う加盟店は見落としがありえます。

6. 入金:申請から2〜6か月遅れるから

  • 療養費は施術月の翌月に保険者へ申請し、入金は『2から6ヶ月後程度』(こころ治療院)、『約60~180日後』(KEiROW)です企業公表。開業の月から施術者の給与と車の費用がかかるため、本部の精算の仕組み(KEiROWは精算業務2%で30日後、こころは請求後25日後)がない本部では、売上3か月分前後の運転資金が要ります。フレアスの管理者も雇う標準の試算では、事業に必要な現金は830万円でした(都市部・試算)。

7. 独立との境目:有資格者なら加盟しなくても開業できるから

  • 有資格者は自分で施術所を届け出て受領委任を申し出られます。オーナー本人が施術者1名分と管理者を兼ねる形(地方)で計算すると、月170回のときフレアスに払う額は月14.7万円(売上の19.2%)、標準の回数で月31.4万円です(試算)。5年の合計は、初期費用を含めてフレアス2,362万円、KEiROW2,561万円、日本訪問マッサージ協会132万円です(試算)。この差額が、採用・営業・同意書・レセプト・立替を本部に任せる対価になります。

決め手は3つだけ

1. 管理者を誰がやるか

  • オーナー本人が管理者(営業・同意書の段取り・レセプト)として常勤で入れるなら、管理者の給与(月34.5万円)がかからず、採算は一段よくなります。入れないなら、本部費が売上の1割前後の本部に絞り、地方で開くことが前提です。

2. 利用者が自宅中心か、施設中心か

  • 出店地のケアマネジャーと医療機関から、自宅の利用者を月400回分ほど紹介してもらえる見込みがあるかを、本部より先に確かめます。施設にまとめて入る計画の本部は、2026年7月の減算を織り込んだ収支を出させてください。

3. 本部が加盟店のレセプトを何回点検し、施術管理者が辞めたら誰が手当てするか

  • 説明会では「請求を代行します」ではなく、施術録と申請書の照合を誰が月に何回するのか、施術管理者が辞めたときに本部が代わりを出すのかを聞いてください。不正請求の処分は、開設者であるオーナーにかかります。

市場・収益分析の要点と、店の推移の記録

03市場・収益分析

9社を同じ物差しで調べて分かったこと

1

直近1年で、一覧に新しく載った店より消えた店が多い本部がある

公式の店舗一覧の直近1年分(区間が9〜15か月の本部)を店名で突き合わせました。直近1年の集計は2本部のみ済みです。一覧に新しく載った店より、一覧から消えた店が多い本部が2社ありました。からだ元気治療院は一覧に新しく載った店1店・一覧から消えた店13店です。KEiROW訪問鍼灸マッサージ・らいふマッサージ治療院・リーフマッサージ治療院は直近1年分が未集計のため含みません。

フレアス在宅マッサージは店舗単位の照合が未実施(総数はIR等で確認)のため含みません。

からだ元気治療院−12店(125→113店・載1・消13)
訪問医療鍼灸マッサージ こころ治療院−1店(19→18店・載0・消1)

上:直近1年で一覧の店が増えた本部/下:減った本部。括弧内は起点→終点の店舗数と、一覧に新しく載った店・消えた店の数です(起点+載った−消えた=終点)。一覧の動きで、実際の開店・閉店とは限りません。消えた店には移転・改名を含む場合があります。3年前にあった店がどれだけ残っているかは、市場・収益分析にあります。

2

黒字に必要な月の延べ施術回数は、本部によって大きく違う

同じ式で試算すると、黒字に必要な月の延べ施術回数は少ない本部で245回、多い本部で366回です(都市部の家賃)。

少ないほど、延べ施術が集まらなくても赤字になりにくい(毎月の本部への支払いの総額を確認できた本部。参考扱いの5社は除く)

3

初期費用を取り戻すまでの期間(確認できる本部なし)

標準の月の延べ施術回数・都市部の試算です。判定に使う回収の期限は5年で、図の縦線が期限です。毎月の本部への支払いの総額と初期費用を確認できた0社のうち、0社は期限内に初期費用を取り戻せません。本部への支払いが非公開・未確定などで参考扱いの5社は、この数に入れていません(本部ページに参考値)。

公表の初期費用に物件取得費が入っていない(入るか分からない)からだ元気治療院・らいふマッサージ治療院・日本訪問マッサージ協会も、この図から外しました(物件取得費を足した回収の幅は本部ページに参考として載せています)。

短いほど早く回収できる(開業から12か月で月の延べ施術回数が上がる前提)。確認できた0社をすべて表示。回収は、本部が公表した初期費用(判明分の合計・税込)で計算しています。物件取得費・内装など開業支出の一部を含まない本部は、実際の回収はさらに延びます(立ち上がりの赤字は月別の試算に入れてあり、予備は回収の対象に入れません)

市場・収益分析レポート9社の店舗数の増減・損益分岐・回収期間・本部の体制をすべて見る(約10分)

そのほかの記録

収支例をそのまま信じないでください

本部宣伝の数字編集部が確かめたこと
KEiROW収益モデル 月商403万円・施術家4名企業公表本部自身が出す加盟店平均の月商190万円企業公表の約2.1倍
からだ元気治療院『既存店舗の収益の平均値等』月商535万円企業公表同業の加盟店平均の約2.8倍。何店の平均か書かれていない
リーフマッサージ治療院売上227万円・その他経費97万円・営業利益130万円企業公表同じ表のロイヤリティ(約27.7万円)を引いていないと読める
フレアス在宅マッサージ月商210万円・営業利益87万円(約42%)企業公表経費の欄はシステム料だけで、施術者の給与と車の内訳がない
カームケア利益率38%・回収24か月企業公表加盟店の実績が公表されていない想定のシミュレーション

当サイトが同じ式で計算し直すと、管理者も雇う形の月の利益はフレアスで都市部6.5万円、リーフで11.5万円でした(試算)。本部の例との差は、ほぼ管理者と施術者の人件費・車の費用です。


判定の結果

「おすすめ」は0本部、「条件次第」は2本部です。全業態で同じ規則に、この業態の規則を足して当てた結果です。


近い業態

  • 同じ公費の訪問系で、ケアマネジャーへの営業先も重なるのが訪問看護です。看護師が管理者でないと指定が取れない点が、この業態と違います。
  • 療養費を使わない店舗型の手技は整体・リラクゼーションで比べています。無資格の施術者は『マッサージ』『治療』をうたえません。
  • KEiROWの運営会社は、ハウスクリーニングのおそうじ本舗と同じ株式会社HITOWAです。