ボクシング・キックボクシング・格闘技系フィットネス(サーキット型・暗闇型含む) フランチャイズ
ボクシング・キックボクシング・格闘技系フィットネス(サーキット型・暗闇型含む)フランチャイズの調査記録(全文)
ボクシング・キックボクシング・格闘技系フィットネス(サーキット型・暗闇型含む)フランチャイズの比較で使った前提・市場の分析・項目ごとの説明を、省かずに載せます。結論と比較表はボクシング・キックボクシング・格闘技系フィットネス(サーキット型・暗闇型含む)フランチャイズ比較にあります。
業態横断ガイド:閉店率・撤退率|儲かる業種|説明会で聞くべき質問|少ない資金で始める
市場・収益分析の要点と、店の推移の記録
03市場・収益分析
7社を同じ物差しで調べて分かったこと
照合の起点から現在までに一覧に新しく載った店と消えた店
公式の店舗一覧を、本部ごとに照合の起点と現在で店名・住所で突き合わせました(期間は本部ごとに違い、約0.4〜3.2年)。直近1年の区切りで店名を突き合わせて集計できた本部は、7本部中0本部です。そのため、この図は照合の起点から現在までの増減です(編集部の判断の「この1年」の表は、一部の本部について一覧を別に数えた値で、対象の本部数を表に書いています)。5社の中に、一覧に新しく載った店より一覧から消えた店が多い本部はありませんでした。
b-monsterは店舗単位の照合が未実施(総数はIR等で確認)のため含みません。
上:照合の起点から現在までで一覧の店が増えた本部/下:減った本部。括弧内は起点→終点の店舗数と、一覧に新しく載った店・消えた店の数です(起点+載った−消えた=終点)。一覧の動きで、実際の開店・閉店とは限りません。消えた店には移転・改名を含む場合があります。
黒字に必要な会員数は、本部どうしで比べられない
毎月の本部への支払いの総額を確認できた本部がなく(参考扱いの3社は除く)、黒字の境目を本部どうしで並べていません。本部ごとの参考の値は各本部ページにあります。
参考扱いの本部の値は、本部への支払いの未確認分を足すと上がる向きです
初期費用を取り戻すまでの期間(確認できる本部なし)
標準の会員数・都市部の試算です。判定に使う回収の期限は5年で、図の縦線が期限です。毎月の本部への支払いの総額と初期費用を確認できた0社のうち、0社は期限内に初期費用を取り戻せません。本部への支払いが非公開・未確定などで参考扱いの3社は、この数に入れていません(本部ページに参考値)。
短いほど早く回収できる(開業から6か月で会員数が上がる前提)。確認できた0社をすべて表示。回収は、本部が公表した初期費用(判明分の合計・税抜)で計算しています。物件取得費・内装など開業支出の一部を含まない本部は、実際の回収はさらに延びます(立ち上がりの赤字は月別の試算に入れてあり、予備は回収の対象に入れません)
そのほかの記録
営業中は人が要る。この一点で、24時間ジムの試算は使えない
24時間ジムのような無人営業を示す本部はありません。
9ROUNDは1人のトレーナーがフロアの全員を見る型、UBXはコーチが常駐して個別に指導する型、RANGER GYMは『トレーナー2〜3名(庶務兼任可)が必要』で派遣はなし、ZEALは本部が採用・教育したスタッフを派遣します企業公表。
当サイトは、サーキット・ジム型を営業中1名常駐(1日12時間×30日×最低賃金1,280円×1.15)+店長(社員・月34.5万円)、パーソナル型を売れた1時間3,000円の業務委託で試算しました。
| 本部 | 標準の会員数 | 店長を雇う地方の月の利益 | 回収(地方・店長を雇う) | 黒字に要る会員(地方) |
|---|---|---|---|---|
| 9ROUND | 本部の収支例300名の0.8倍・240人 | −31.1万円 | 10年で戻らない(地方・店長を雇う・トレーナーは常駐の人時・参考)(物件取得費を足すと10年で戻らない(地方・店長を雇う・トレーナーは常駐の人時・物件取得費(家賃10か月分)を足した・参考)) | 306人(地方・店長を雇う・トレーナーは常駐の人時・参考) |
| UBX | 本部の収益例250名の0.8倍・200人 | 119.6万円(本部の損益分岐に合わせて月50万円を足した) | 46か月(地方・店長を雇う・トレーナーは常駐の人時・参考) | 137人(地方・店長を雇う・トレーナーは常駐の人時・参考) |
| ZEAL | トレーナー2名・稼働率62%・会員47人 | 61万円(トレーナーを全員雇う) | 24か月(地方・トレーナーを全員雇う(業務委託)・参考) | 12人(地方・トレーナーを全員雇う(業務委託)・参考) |
(試算・参考。会員数の水準と常駐の人時は編集部の仮定で、本部費が「金額・支払条件を確認」の本部はない。詳細は各本部ページの収支)
サンドバッグの音と振動で、出せる物件が限られる
防音・防振の工事を初期費用の内訳に名指しする本部はありません(9ROUND・UBX・ZEALとも『内装』『設計・建築』の一括)企業公表。階下の飲食店から振動・騒音の苦情を受けた相談や、開業者の体験談(換気扇を塞ぐ・吊り方を変える・壁天井床に防音材を入れても完全には消えない)があります〔第三者資料〕。業者の目安は床工事が坪3〜12万円、壁の遮音が坪2〜5万円です〔第三者資料〕。
流行の波が大きく、海外ブランドは日本のマスターと契約する
暗闇ボクシングのb-monsterは、コロナ後に複数店が赤字になり2024年に事業譲渡、2025年に全店黒字化と報じられました〔第三者報道〕。9ROUNDは2021年に『2026年までに国内100店』としましたが、今の一覧は16店です企業公表編集部の集計(2026年10月26日)。
9ROUND(米国・JWIが日本総代理店)とUBX(豪州・UBX JAPANがマスターフランチャイジー)は、マスター契約の期間と、終わったときの日本の加盟店の扱いを公開していません企業公表。
| 本部 | 照合の起点 → 今 | 消えた店 |
|---|---|---|
| 9ROUND | 2023年10月 13店 → 16店 | 4店(30.8%。一覧は純増) |
| UBX | 2023年12月 3店 → 9店 | 0店(加盟店は目白の1店) |
| ZEAL | 2026年5月 56店 → 69店 | 6店(10.7%・5か月。開業発表の野田阪神店も一覧にない) |
| RANGER GYM | 2023年12月 9店 → 14店 | 0店 |
| PERSONAL MITT | 2023年8月 11店 → 21店 | 2店(18.2%。明大前は改名とみた) |
(公式の店舗一覧の過去と今の店名の照合編集部の集計(2026年10月26日)。b-monsterは一覧の作りで照合できず本部の発表の数だけ、ビューティーキックスは加盟店の一覧がない。消えた店は閉店と同じではない)
会費の幅が大きく、24時間ジム・パーソナルジム・ピラティスと客を取り合う
9ROUNDの本部の収支例から出る1人6,297円は24時間ジムの中価格帯(7,000円前後)と重なり、UBX(15,400〜26,400円・税込)・b-monster(18,150円〜)はその2〜4倍、ZEAL(月4回36,080円・税込)はパーソナルジムの単価です企業公表。同じ商業施設に24時間ジムが入る9ROUNDは、会費で差がつきません。
RANGER GYMの加盟店オーナーは、他店を使う会員の会費が所属店に入る問題を『必ず店舗間でのトラブルの原因になる』と書いています企業公表。
けがと保険:打撃の事故は、サーキット型でも1人のトレーナーが複数人を見る
- 消費者安全調査委員会の報告書(2026年5月27日)は、事故情報データバンクの196件のうち81件(41%)が治療1か月以上と書きます行政資料。
- キックボクシングのマススパーリングで頸髄損傷を負った事案の裁判例(大阪地裁平成28年・大阪高裁平成29年)があり、相手と打ち合うジム型(RANGER GYM)とキッズクラスはその型です〔第三者資料〕。
- 賠償責任保険を募集ページに書く本部は、7本部に1つもありません企業公表。
- 研修の日数を公開するのはPERSONAL MITT(2日間)・9ROUND(未経験者向け3日間)・RANGER GYM(トレーナーのコーチング2〜4か月)です企業公表。
まだ分からないこと(全本部)
- 営業中の常駐人数と人件費、トレーナーの採用と辞めたときの補充。
- 候補物件の床の耐荷重・下の階の用途・防音防振の工事と費用負担。
- 既存の加盟店の会員数と月の退会率(平均と下位の店)。
- 加盟店が入る賠償責任保険と事故時の対応、スパーリングの扱い。
- 会員規約の最低継続・返金・退会手数料。
- 全店利用の会費の精算と商圏の保護。
- 海外ブランドは、マスター契約の期間・終了時の扱い・日本の商標の権利者・ロイヤリティの改定条件。
- 法人番号の変更履歴と商標の権利者(全社未照合)。