車の買取・中古車販売 フランチャイズ
車の買取・中古車販売フランチャイズの調査記録(全文)
車の買取・中古車販売フランチャイズの比較で使った前提・市場の分析・項目ごとの説明を、省かずに載せます。結論と比較表は車の買取・中古車販売フランチャイズ比較にあります。
業態横断ガイド:閉店率・撤退率|儲かる業種|説明会で聞くべき質問|少ない資金で始める
市場・収益分析の要点と、店の推移の記録
03市場・収益分析
10社を同じ物差しで調べて分かったこと
照合の起点から現在までに一覧に新しく載った店と消えた店
公式の店舗一覧を、本部ごとに照合の起点と現在で店名・住所で突き合わせました(期間は本部ごとに違い、約2.2〜2.9年)。直近1年の区切りで店名を突き合わせて集計できた本部は、10本部中0本部です。そのため、この図は照合の起点から現在までの増減です(編集部の判断の「この1年」の表は、一部の本部について一覧を別に数えた値で、対象の本部数を表に書いています)。4社の中に、一覧に新しく載った店より一覧から消えた店が多い本部はありませんでした。
ガリバー・車買取 アップル・車買取・販売 ラビットは店舗単位の照合が未実施(総数はIR等で確認)のため含みません。
上:照合の起点から現在までで一覧の店が増えた本部/下:減った本部。括弧内は起点→終点の店舗数と、一覧に新しく載った店・消えた店の数です(起点+載った−消えた=終点)。一覧の動きで、実際の開店・閉店とは限りません。消えた店には移転・改名を含む場合があります。
黒字に必要な月の買取台数は、本部どうしで比べられない
毎月の本部への支払いの総額を確認できた本部がなく(参考扱いの2社は除く)、黒字の境目を本部どうしで並べていません。本部ごとの参考の値は各本部ページにあります。
参考扱いの本部の値は、本部への支払いの未確認分を足すと上がる向きです
初期費用を取り戻すまでの期間(確認できる本部なし)
標準の月の買取台数・都市部の試算です。判定に使う回収の期限は5年で、図の縦線が期限です。毎月の本部への支払いの総額と初期費用を確認できた0社のうち、0社は期限内に初期費用を取り戻せません。本部への支払いが非公開・未確定などで参考扱いの2社は、この数に入れていません(本部ページに参考値)。
短いほど早く回収できる(開業から6か月で月の買取台数が上がる前提)。確認できた0社をすべて表示。回収は、本部が公表した初期費用(判明分の合計・税抜)で計算しています。物件取得費・内装など開業支出の一部を含まない本部は、実際の回収はさらに延びます(立ち上がりの赤字は月別の試算に入れてあり、予備は回収の対象に入れません)
そのほかの記録
本部の言う台数と、本部自身の台数
スマイルカーズの募集ページは、加盟店の買取を『平均7台~10台』と書きます企業公表。
同じ本部の2026年7月の発表は、上半期の買取台数3,806台・全国136店舗で、1店あたり月約4.7台です編集部の集計(2026年10月12日)。ハッピーカーズの『全国約150店舗、年間約7,000台』からは、月約3.9台です編集部の集計(2026年10月12日)。
- スマイルカーズの本部の収支モデル(年商と原価の公表値企業公表)から逆算した1台の粗利は、税抜で約6.7万円です編集部の試算。月約4.7台なら、オーナーひとりの手残りは労働報酬込みで月11万円です〔試算・参考〕。生活費月25万円に届かず、初期費用は戻りません。期首の店数で割った多めの台数と、収支モデルを月7台で割った最も有利な1台の粗利を同時に置いても、手残りは月23万円です〔試算・参考〕。
- 募集ページの台数と、本部自身の発表の台数が倍近く違う本部は、加盟店の実績の分布を出すまで進めてはいけません。 編集部はスマイルカーズを、本部自身の数字で計算して戻らないとして「おすすめしない」にしました。ハッピーカーズは、1台の粗利がこの本部の数字ではないため「様子見」にとどめています。生活費を引いて5年以内に戻すには、どちらも月8.5台前後が要ります〔試算・参考〕。
四輪の出張買取にクーリング・オフはない
- 特定商取引法の訪問購入は、施行令で四輪の自動車を対象から外しています〔行政資料〕。客を守るのは、消費者契約法と、本部・加盟店の約款だけです。JPUCの相談室には2022年に2,822件の相談があり、トラブル429件のうちキャンセル料が214件、引き渡し後の減額が94件でした〔第三者報道〕。
- 『契約後の減額なし・7日間キャンセル無料』を全店の約束として公開しているのはカーセブンです企業公表。スマイルカーズの客向けFAQは『基本的にキャンセルは受けておりません』と書きます企業公表。客との約束が弱い本部の看板は、加盟店の名前で苦情を受けます。
相場は下がる
- USSの成約車両単価は、2022年9月の122.1万円から2023年3月の89.8万円まで半年で約27%下がりました企業公表。2026年9月は前年比97.8%で、下げに転じています企業公表。中古車販売店の倒産は2025年に101件で過去10年で最多です(東京商工リサーチ)〔第三者報道〕。
- 出張買取は在庫を約2週間しか持ちませんが、それでもこの速さの下落なら1台約13,853円が消えます編集部の試算。展示場で数十台・数十日分の在庫を持つ型は、同じ下落で失う額の桁が違います。アップルが加盟の条件に『運転資金として2000万円』を挙げ、スマイルカーズが買取と販売の型に運転資金850万円ほどを勧めるのは、この在庫の資金です企業公表。
店舗数の表示
- ガリバーの募集ページは『全国約70店舗に及ぶフランチャイズ店舗』と書き、IDOMのIR資料の加盟店は51店で、2023年8月の62店から減りました企業公表。
- 直営は増えています。
- 本部自身のIRと食い違う数字で募集を続け、加盟店の減り方を説明していないため、編集部は「おすすめしない」にしました。
- カーセブンの『約150店舗』、ジョイカルの『610店舗』も今の一覧より多い数字ですが、一覧が伸びているため「様子見」までです。