クリーニング(衣類)の開業ガイド
クリーニングFCの失敗原因と店の減り方|最低保証の店・営業時間の拘束・30年で4分の1の市場・工場の倒産・古い売上例

編集部の判断
持ち出しが10万円台の委託店長型では、お金の失敗は小さく見えます。
代わりに失うのは時間です。収入は店の売上の20%前後で、店の営業時間がそのまま勤務時間になります企業公表。最低保証の水準の店を任されると、どの本部でも1時間あたりが最低賃金を下回ります(試算)。働いた時間に見合わないまま何年も続けることが、この業態のいちばん多い失敗の形だと編集部は見ます編集部判断。
もう一つは市場です。需要は30年で4分の1になり、上場の白洋舍は不採算店の閉鎖を構造改革として進めています企業公表。取次店の売上は、本人の努力より商圏の世帯の支出の減りに引っ張られます編集部判断。
状況別:編集部ならこうする
| あなたの状況 | 編集部ならこうする |
|---|---|
| 最低保証があるから大丈夫だと思っている | 保証の額を本部の営業時間で割る。ポニーで1時間1,151円、ダイヤで929円(試算) |
| 大手の看板なら客が来ると思っている | 公式の一覧を過去と比べる。上場の白洋舍でも起点の3割の店が消えた |
| 地域のチェーンの営業店を考えている | 契約の相手の工場の会社名と決算を確かめる。山梨のホワイト急便の担当の会社は破産した |
失敗する5つの経路
- 最低保証の水準の店:任される店の売上が低く、保証の額を営業時間で割ると最低賃金を下回る。
- 営業時間の拘束と雇用の保護:業務委託になると、社会保険・有給・労災・最低賃金の保護が外れ、事故の弁償がかかることがある。
- 市場の縮小と店の閉鎖:家計の支出が減り、本部が不採算の店を閉める。委託店長型では店が閉まれば契約も終わる。
- 契約相手の工場の倒産:地域の工場会社が倒れると、営業店も止まる。
- 古い売上例:何年も前の売上例や店舗数で加盟者を集める。
1. 最低保証の水準の店
| 本部 | 最低保証 | 保証だけの店の1時間あたり |
|---|---|---|
| ポニー | 年330万円 | 1,151円 |
| ダイヤ | 月25万円 | 929円 |
| スワロー | 年312万円 | 997円 |
(当サイトの試算・参考。最低賃金は都市部1,280円・地方1,176円)
スワローの本部の例(月売上130万円)は、売上の20%が保証に届かず、収入が保証で決まる店です企業公表。ダイヤは2025年6月の版の『2年目以降も月額20万円』が今の版から消えました企業公表。その額なら1時間735円です(試算)。
2. 営業時間の拘束と雇用の保護
スワローは『店舗の営業時間が勤務時間となります』と書き、ポニーは本人が店に立てない人とは契約しません企業公表。
研修中は時給のスタッフ(雇用)で、パートナー・オーナーになると業務委託に切り替わる本部が多くあります(ポニー・きょくとう)企業公表。2019年には別の本部の取次店のオーナー店長が労働組合を作り、工場のミスの弁償と最低保証の未払い・引き下げを交渉しました〔第三者報道〕。
3. 市場の縮小と店の閉鎖
| 本部 | 起点 → 今 | 消えた店 |
|---|---|---|
| 白洋舍 | 359 → 264 | 116(32.3%) |
| サンレモン | 69 → 59 | 14(20.3%) |
| 国際クリーニング | 20 → 16 | 4(20.0%) |
| 西洋舎 | 84 → 79 | 10(11.9%。FC店は21→14) |
編集部の集計(2026年10月17日)クリーニング所は2024年3月末で72,936施設と1年で1,147減り行政資料、2025年1〜9月の倒産・休廃業は52件です〔第三者報道〕。
4. 契約相手の工場の倒産
ホワイト急便の営業店は『開業希望地のエリア担当工場』の会社と契約します企業公表。
山梨では担当の会社が2023年8月末に営業を止めて破産し、約60店が止まったと報じられました(日本テレビ系の記事の引用で、原文は未確認)〔第三者報道〕。沖縄でも2020年に担当の会社が民事再生を申し立てています〔第三者報道〕。
5. 古い売上例
- きょくとうの『店舗年間売上例』2,300万〜3,000万円は平成23年度(2011年度)の実績で、2020年の版から同じです。決算から割った2026年2月期の1店あたりの売上は約1,067万円です企業公表編集部の集計(2026年10月17日)。
- サンレモンの『東京・埼玉120店舗にて営業中』は、今の一覧の59店の約2倍です企業公表編集部の集計(2026年10月17日)。
見分け方
| 確かめること | 出なかったら |
|---|---|
| 任される店(近くの取次店)の直近2年の月ごとの売上 | 保留する。1時間あたりが計算できない |
| 加盟者が払う費用の全部と、パート代を誰が払うか | 保留する。手取りが決まらない |
| 事故・紛失の弁償の負担と上限 | 保留する |
| 閉店・異動のときの予告と補償、保証金が返る条件 | 保留する |
| 契約の相手の会社名と決算(ホワイト急便) | 見送る |
根拠にしたデータ
- 公式の店舗一覧の照合:編集部の店舗一覧の照合記録
- 募集ページの過去の版:編集部の募集ページの過去の版の記録
- 統計・報道:編集部の処分と事案の調べ
- 試算:編集部の収支モデル
よくある質問
クリーニングのフランチャイズはなぜ失敗するのですか?
多いのは、売上の低い店を任されて、決められた営業時間を最低賃金以下の手取りで埋め続ける形です。
最低保証だけの店は、ポニーで1時間1,151円、ダイヤで929円です(試算)。家計のクリーニング代は30年で4分の1になり、公式の一覧から3割の店が消えた本部もあります行政資料編集部の集計(2026年10月17日)。
失敗したらいくら失いますか?
委託店長型の持ち出しは保証金10万〜38万円で、保証金は契約が終わると返る本部が多くあります企業公表。失うのはお金より、時給のスタッフとして働けば得られたはずの社会保険・有給と、その時間です。
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店が減っていないポニークリーニング条件次第
店の減少なし(813→827店)・判定の理由:本部費未確定
全社を一覧でクリーニング(衣類)フランチャイズ12社の比較
判定・初期費用・本部へ払う額・店の増減を同じ表で
RE開業ガイド