女性専用フィットネス(サーキット型・ホットヨガ・小型スタジオ)の開業ガイド
女性専用フィットネスFCの失敗原因|会員が200人に届かない・スタッフの人件費・一覧の純減・閉店の縛り

編集部の判断
この業態の失敗は、会員数を加盟店の平均ではなく、本部の例や最盛期の数字で見積もることから始まります。
アルペンの加盟店は開店2年で250名を超えましたが、今は約90名で収支トントンでした〔第三者資料〕。チェーン平均の会員数(約445人)を公表するのはカーブスだけで、ほかの本部は加盟店の会員数を出していません企業公表。近くの加盟店の会員数と退会率を書面で確かめない計画は、勧めません編集部判断。
状況別:編集部ならこうする
| あなたの状況 | 編集部ならこうする |
|---|---|
| 本部の例の会員数で回収を見せられた | 会員数を例の0.75倍と0.6倍で置き直す。近くの加盟店の開業1年後・2年後の会員数を書面で聞く |
| 本部費が小さい本部を勧められた | 店長とスタッフ2人分の人時を、営業時間×2人×最低賃金×1.15で計算する。本部費より人件費のほうがずっと重い |
| 募集ページの店舗数・加盟数に惹かれた | 公式の店舗一覧を自分で数え、募集の数字と比べる。ファディーは『53店舗がOPEN』のまま一覧は46店 |
経路1:会員が200人に届かず、店長とスタッフの人件費で赤字が続く
| 本部 | 黒字に要る会員(地方・店長を雇う) | 5年で戻るのに要る会員(地方・店長を雇う。物件取得費が入らない本部は家賃10か月分を足す) |
|---|---|---|
| カーブス | 186人(地方・店長とスタッフを雇う・参考) | 245人(内装700万円も足すと265人) |
| ファディー | 156人(地方・店長とスタッフを雇う・参考) | 250人 |
| アルペン | 211人(地方・店長とスタッフを雇う・参考) | 300人 |
| J-サーキット | 194人(地方・店長とスタッフを雇う・参考) | 240人(内装は別) |
(試算・参考。会員数の水準・店に立つ人時・退会率(カーブス以外)は編集部の仮定)
店に立つ人の人件費は、会員が半分でも減りません。カーブスは会員−20%で、店長を雇う地方の回収が24か月、ファディーは32か月に延びます(試算・参考)。
経路2:中高年の会員が、感染症・値上げ・体調で辞める
- カーブスの会員はコロナ禍で86万人(2019年10月)から60万人(2020年8月・休会を除く)に減り、店も2,020店から1,947店へ73店減りました企業公表。
- 2026年8月期の平均月次退会率は2.12%で、会費の改定のあと数か月は退会率が上がったと説明しています企業公表。
- 退会率を公表する本部はカーブスだけです企業公表。
経路3:後発のチェーンで、一覧が純減する
| 本部 | 照合の起点 → 今 | 消えた店 |
|---|---|---|
| アルペン | 2023年3月 30店 → 17店 | 13店(43.3%。新しく載った店なし) |
| ファディー | 2024年10月 70店 → 46店 | 26店(37.1%。新しく載ったのは2店) |
(公式の店舗一覧の過去と今の店コードの照合編集部の集計(2026年10月26日)。消えた店は閉店と同じではない)
タニタはフィッツミーを譲渡するとき『店舗数が伸び悩んでおり』と書きました企業公表。ファディーの募集ページは今も『53店舗がOPEN』『加盟契約100店舗突破(23年5月)』で、ポータルは『107加盟』と書きます企業公表。
経路4:やめたくてもやめられない(中途解約・閉店の費用)
- カーブスは加盟店からの中途解約ができず、収益悪化で閉めるときは180日前の通知と本部の承認・閉店手数料50万円・在籍会員への会費の返金と迷惑料が要ります企業公表。
- 契約は5年で、再契約のときに設備・看板の入替えと改装に予め合意します企業公表。
- ほかの4本部は中途解約・閉店の費用を公開していません。
経路5:会員の苦情と事故を、店が受ける
フィットネス・ヨガは特定継続的役務に入らず、退会と返金は会員規約で決まります。
ファディーは入会時に月会費2か月分を受け取り、退会は所属の店で手続きし、『入会金、会費は原則として返還しません』と書きます企業公表。規約は本部が作り、苦情は店が受けます。国民生活センターは、フィットネスクラブ等の危害情報833件のうちホットヨガが165件(約2割)と発表しました行政資料。中高年の会員が中心の30分サーキットでも、持病・転倒の確認が要ります。
保険の加入を契約の義務として示すのはカーブスだけです企業公表。
失敗を避ける順番
- 近くの加盟店の開業1年後・2年後の会員数と月の退会率を、本部の書面で出させる。
- 営業時間×店に立つ人数×最低賃金×1.15で人件費を置き、店長を雇うか自分が立つかを決める。
- 物件取得・内装を含む総額を作り、5年で戻るのに要る会員数を計算する。
- 公式の一覧を自分で数え、中途解約・閉店の費用・会員への返金の決まりを書面で確かめる。
根拠にしたデータ
- 店の照合:公式の店舗一覧の過去と今の店単位の照合(2本部)と、カーブスの法定開示書面
- 売却案件:編集部の売却案件の集計
- 退会率・会員数:カーブスの決算説明会
- 試算:編集部の収支モデル
よくある質問
女性専用フィットネスのフランチャイズはやめたほうがいいですか?
本部の例の会員数を前提にした計画なら、やめたほうがいいと編集部は考えます。
店長を雇って5年で戻すには地方でも会員が200人を大きく超えて要り、それをチェーン平均で持つと公表するのはカーブスだけです(試算・参考)。カーブスも物件・内装を含む総額が非公開で、書面で総額と近くの店の会員数が出る本部だけが検討の余地があります編集部判断。
カーブスは閉店が少ないのですか?
法定開示書面では、加盟店の契約の終了(中途で終わった契約と再契約しなかった店)は2024・2025年8月期の2年で17店、起点の加盟店1,886店の0.9%です企業公表編集部の集計。ただ中途解約はできない契約で、閉めるには本部の承認と閉店手数料50万円が要ります企業公表。
読み終えたら、次に見る
店が減っていないカーブス様子見
店の減少なし(1886→1914店)・判定の理由:採算未確認
判定が上位フィッツミー様子見
初期 非公開・判定の理由:本部費未確定
全社を一覧で女性専用フィットネスフランチャイズ5社の比較
判定・初期費用・本部へ払う額・店の増減を同じ表で
RE開業ガイド