条件から候補を絞る

保育・幼児教育(認可外・企業主導型・幼児教室) フランチャイズ

保育・幼児教育(認可外・企業主導型・幼児教室)フランチャイズの調査記録(全文)

保育・幼児教育(認可外・企業主導型・幼児教室)フランチャイズの比較で使った前提・市場の分析・項目ごとの説明を、省かずに載せます。結論と比較表は保育・幼児教育(認可外・企業主導型・幼児教室)フランチャイズ比較にあります。

業態横断ガイド:閉鎖率・撤退率|儲かる業種|説明会で聞くべき質問|少ない資金で始める

市場・収益分析の要点と、園の推移の記録

03市場・収益分析

12社を同じ物差しで調べて分かったこと

1

直近1年で、一覧に新しく載った園より消えた園が多い本部がある

公式の園一覧の直近1年分(区間が9〜15か月の本部)を園名で突き合わせました。直近1年の集計は1本部のみ済みです。一覧に新しく載った園より、一覧から消えた園が多い本部が1社ありました。保育所ちびっこランドは一覧に新しく載った園1園・一覧から消えた園10園です。キンダーキッズ インターナショナルスクール・マザーグース・CECIプリスクール・COCOAS KIDSは直近1年分が未集計のため含みません。

1本部(ファーストラーニング)は、取得できた最新の区間が1年でない(9か月未満か15か月超)ため除外しました。Kids Duo Internationalは園単位の照合が未実施(総数はIR等で確認)のため含みません。

保育所ちびっこランド−9園(66→57園・載1・消10)

上:直近1年で一覧の店が増えた本部/下:減った本部。括弧内は起点→終点の園数と、一覧に新しく載った園・消えた園の数です(起点+載った−消えた=終点)。一覧の動きで、実際の開店・閉鎖とは限りません。消えた園には移転・改名を含む場合があります。3年前にあった園がどれだけ残っているかは、市場・収益分析にあります。

2

黒字に必要な在籍児童数は、本部どうしで比べられない

毎月の本部への支払いの総額を確認できた本部がなく(参考扱いの3社は除く)、黒字の境目を本部どうしで並べていません。本部ごとの参考の値は各本部ページにあります。

参考扱いの本部の値は、本部への支払いの未確認分を足すと上がる向きです

3

初期費用を取り戻すまでの期間(確認できる本部なし)

標準の在籍児童数・都市部の試算です。判定に使う回収の期限は5年で、図の縦線が期限です。毎月の本部への支払いの総額と初期費用を確認できた0社のうち、0社は期限内に初期費用を取り戻せません。本部への支払いが非公開・未確定などで参考扱いの3社は、この数に入れていません(本部ページに参考値)。

短いほど早く回収できる(開業から9〜12か月で在籍児童数が上がる前提)。確認できた0社をすべて表示。回収は、本部が公表した初期費用(判明分の合計・税込)で計算しています。物件取得費・内装など開業支出の一部を含まない本部は、実際の回収はさらに延びます(立ち上がりの赤字は月別の試算に入れてあり、予備は回収の対象に入れません)

市場・収益分析レポート12社の園数の増減・損益分岐・回収期間・本部の体制をすべて見る(約10分)

そのほかの記録

認可外の保育料では、基準の配置を賄えない

ちびっこランドの本部原稿の型(30坪・定員19人)に、認可外の保育料(都市部 月57,000円・地方 月45,000円)を入れて試算しました。

条件標準の在籍15人の月の利益(都市部)黒字に必要な保育料(都市部)
園長も雇う(園長1・保育士2・非常勤2・調理1)−161.6万円164,749円
本人が園長として入る−113.6万円132,719円
配置を基準の下限寄りにして本人が園長(保育士1・非常勤3・調理なし)−80.2万円-

(試算・参考。本部費はポータルの本部原稿の過去条件。保育料は非課税で、費用は税込)

本部の収支例は公費が前提

ちびっこランドの本部原稿の収支例は『園児19名で売上330万円』で、1人あたり月17.4万円です企業公表。認可外の保育料の約4倍で、小規模認可の公定価格を前提にした数字です。小規模認可は市町村の公募で選ばれる事業で、加盟しても採択される保証はありません。企業主導型保育は国が2022年度以降新規募集をしておらず、助成の取消しは破産による3件、取りやめ44施設の筆頭の理由は「利用が見込めず閉園」でした行政資料。

それでも、企業主導型の助成を前提にしたFC募集のLPを2023年から更新せず掲げる本部(ぼくのひみつきち)と、『助成金が出るため開業資金を抑えて』と書く本部(マザーグース)があります企業公表。

英語プリスクールは成り立つが、総額が見えない

週5日で月8万円台の保育料を取れる英語プリスクールは、本人が園長なら月の利益が出る型です。

本部園長も雇う本人が園長回収
COCOAS KIDS6万円54.1万円8年3か月(地方・本人が園長・生活費控除後・参考)
CECI15.9万円63.9万円計算不能(総額が非公開)

(試算・参考。都市部・在籍53人(定員75の7割)・月84,216円の月の利益。回収は地方・本人が園長・生活費控除後。公表の費用はCOCOASが加盟金700万円・初期費用2,500万円〜・ロイヤリティ非公開、CECIが会費300万円+コンサル150万円・ロイヤリティ10/8/6%・総額非公開。COCOASのロイヤリティは売上の10%と仮置き、CECIの月謝は同業の料金で置いた)

COCOASは『開校4年目で年間売上約1億円、経常利益率25%も可能』と書きますが、在籍・コース・費用の前提がありません企業公表。仮置きの本部費でも、初期費用2,750万円は地方で本人が園長でも5年では戻りません(試算)。

加盟園は減っている

本部照合の結果
保育所ちびっこランド2023年12月の88園から57園。33園(37.5%)が消え、2園が新しく載った
ファーストラーニング2023年6月の加盟校19校から14校。6校(31.6%)が消え、1校が新しく載った
COCOAS KIDS2023年9月の4校から6校に増えたが、2023年時点の加盟校2校(大宮・彩都)はどちらも消えた
マザーグース12施設のまま。消えた3施設のうち1つは、一覧で唯一『FC保育室』と表示された谷中ルーム

編集部の集計(2026年10月18日)

本部の法人が消えた例もあります。スクルドエンジェル保育園のFC本部の法人は2023年4月に閉鎖され、FCサイトは表示されません。幼児教室のコペル(対象外)は2024年5月に民事再生を申し立て、FCの39教室が2024年12月末で閉じました〔第三者報道〕。

安全と届出:責任は加盟者に残る

決まり中身
届出認可外保育施設は開設から1か月以内に都道府県へ届け出る。設置者(加盟者)が指導監督を受ける
指導監督基準保育従事者は2人以上、3分の1以上が保育士か看護師。令和5年度の立入調査で基準に適合したのは74.3%
無償化基準を満たす施設だけが3〜5歳の無償化(月3.7万円まで)の対象
事故令和6年の死亡3件のうち1件は認可外保育施設の睡眠中。送迎バスの安全装置は2023年4月から認可外も義務

行政資料

指導監督基準適合証明書の取得を加盟園の決まりにし、それを公開する本部はありませんでした。午睡の呼吸確認・誤嚥・送迎の所在確認の手順を加盟園にかける本部も、公開資料では確かめられません企業公表。

まだ分からないこと(全本部)

  • 加盟園のうち指導監督基準適合証明書を持つ園の数と、立入調査の結果の共有のしかた。
  • 午睡・誤嚥・送迎の手順を加盟園の決まりにしているか、本部が点検しているか。
  • 保育士が辞めたときの本部の手当て(紹介・派遣・費用の負担)。
  • 既存の加盟園の在籍の推移と、保育料を決めるのは本部か加盟者か。
  • 小規模認可に採択されなかったときの加盟金の扱い。
  • 加盟園の運営法人の名前での処分・事故の照合(今回は本部名だけで調べた)。