レンタカー・カーシェアフランチャイズ 市場・収益分析
レンタカー・カーシェアFC11本部の台当売上と車両費・本部費・保険・車検管理・店の残り方の調査
エグゼクティブサマリー(3分で読める要約)
調査日は2026年10月17日です。この調査の「月商」は、1店の1か月の売上(税抜)で、保有台数×台当売上(1台の月の売上)です。台当売上の標準は、ニコニコの『全車両の平均台当売上は 月間約9万円』を税込とみなして÷1.1しました企業公表。試算は、自社の空き区画に車を置き、今の社員が受付・帰着・点検・清掃をする店の営業利益(社員の作業時間の給与は費用に入れる)を主にし、区画を借りる場合と、店と駐車場を借りる専業の店舗型を並べています。
| 見たこと | 結果 |
|---|---|
| 費用の公開 | 毎月の本部費の全額と初期費用を出すのはニコニコ・24レンタカーの2本部だけ。スカイ・Jネットは配備料、100円レンタカーは指定の保険料が非公開企業公表 |
| 採算 | ニコニコの15台は自社の区画で月15万円・回収23か月(都市部・自社の区画・社員が作業・店の利益・参考)、区画を借りると月11万円の赤字(試算・参考) |
| 保険 | 車両費の4.5万円に保険が入っているか分からない。ノンフリートの保険料を足すとニコニコの利益は月−1千円(試算) |
| 店の残り方 | ワンズは2024年春の営業中の店の27.4%が消えるか休止の印付きになり純減。ほかの照合できた本部は一覧が伸びている編集部の集計(2026年10月17日) |
| 処分 | ガッツの加盟店が2025年12月に車検切れの貸渡しで許可を取り消された(本部・直営の処分ではない)〔行政資料〕 |
需要と台当売上
ニコニコは全車両の平均の台当売上を月約9万円とし、『繁忙期になると高単価クラスの車両が月間25万円を突破』と書きます企業公表。GW・夏・年末に偏り、閑散期は車両費だけが残ります。24レンタカーが示す台当売上12万・14万円は個別の加盟店の例で、平均ではありません企業公表。
注意:好事例の台当売上で台数を決めないでください。当サイトは、どの本部の試算にもニコニコの全車両の平均を置いています。台当売上が2割落ちると、ニコニコも24レンタカーも赤字です(試算)編集部判断。
お金の流れ
月の営業利益 = 月商(台数×台当売上)− 車両費(台数×1台月4.5万円)− 駐車場(自社の区画は0)− 作業の人件費(貸渡回数×1回の作業時間×最低賃金×1.15)− 洗車・清掃用品(1回500円)− 決済3% − 本部への支払い − 通信・端末・看板(月2万円)
試算した2本部
| 本部 | 型 | 月商(税抜) | 本部費(月) | 自社の区画の月の利益 | 回収 |
|---|---|---|---|---|---|
| ニコニコレンタカー | 併設・15台 | 123万円 | 16万円 | 15万円 | 23か月(都市部・自社の区画・社員が作業・店の利益・参考) |
| 24レンタカー | 無人・12台 | 98万円 | 13万円 | 16万円 | 32か月(都市部・自社の区画・社員が作業・店の利益・参考) |
(当サイトの試算・参考。本部費はニコニコが貸渡回数の段階表、24レンタカーが定額79,800円+稼働手数料の上の端5%企業公表。回収は本部への初期費用に開業前の費用29万円を足した額で数える)
ニコニコの収支モデルは15台・台当売上10万円で営業利益45.0万円としています企業公表。同じ台数・同じ売上で当サイトの式に入れると35万円です(試算)。差は、販管費(20.4万円企業公表)の中身が書かれておらず、当サイトが作業の人件費を最低賃金で入れているためです。
法人で加盟する場合:全員雇用と2店の資金の重なり
全員雇用(人を雇う)・都市部・標準の水準の試算です。2店目は1店目と同じ型・同じ条件で、12か月後・24か月後に開くと置きました。必要額が確定しない本部は、確認済み費用だけの試算(参考)です。法人の管理部門費・複数拠点の管理者・本社の配賦・採用費・既存社員の配置費は、出典のある相場がないため未対応で、差し引いていません。
店舗の増減
| 本部 | 照合の結果 |
|---|---|
| ニコニコレンタカー | 2024年前半に保存された店舗ページ1,444件のうち263件(18.2%)が今の一覧にない。都道府県の見出しの合計は1,416→1,432(一部の照合) |
| ガッツレンタカー | 2023年12月の218店から333店。消えた44店のうち5店は近い名前の新しい店がある |
| ワンズレンタカー | 2024年春の営業中186店のうち51店が消えるか休止・閉店の印付きになり、営業中は169店 |
| スカイレンタカー | 2023年9月の64店から67店。消えた5店(富山・福井・岡山・大分) |
| Jネットレンタカー | 2023年12月の113店から130店。消えた11店のうち北陸が6店 |
| 100円レンタカー | 2024年夏に保存された230店のうち42店(18.3%)が今の一覧にない(一部の照合) |
| 業務レンタカー | 2024年5月の38店から58店 |
| 24レンタカー | 2024年4月の20店のうち6店が今の募集ページの事例の欄にない(事例は22店) |
編集部の集計(2026年10月17日)
条件別の候補
条件次第の本部
ニコニコレンタカー。自社の空き区画に15台を置き、今の社員で回し、車両費の4.5万円に車両保険が入っていることが条件です編集部判断。
様子見の本部
バジェット・レンタカー、カーツシェアレンタカー、GOGOマンスリーレンタカー、ガッツレンタカー、業務レンタカー、Jネットレンタカー、スカイレンタカー、24レンタカー、100円レンタカー。24レンタカーは起点の店の3割が事例の欄から消え、無人の作業時間と車両保険の扱いが確かめられません。ほかの本部は本部費・配備料・指定の保険料が非公開か、加盟店の実績が浅い本部です企業公表。
おすすめしない本部
ワンズレンタカー。営業中の店が純減し、休止・閉店の印の店が一覧の27.2%を占めます編集部の集計(2026年10月17日)。
下振れしたらどうなるか
| 条件(ニコニコ・15台・都市部) | 月の利益 | 回収 |
|---|---|---|
| 基準(自社の区画・今の社員) | 15万円 | 23か月(都市部・自社の区画・社員が作業・店の利益・参考) |
| 台当売上−20% | −3万円 | 10年で戻らない(都市部・自社の区画・店の利益・感度(別の仮定)・参考) |
| 単価−10%(貸渡回数は同じ) | 3万円 | 105か月(都市部・自社の区画・店の利益・感度(別の仮定)・参考) |
| 車両費に保険(1台月9,979円)を足す | −1千円 | 10年で戻らない(都市部・自社の区画・車両費に保険を足した(別の仮定)・参考) |
| 区画を都市部の相場(1台月1.7万円)で借りる | −11万円 | 10年で戻らない(都市部・区画を借りる・店の利益(別の仮定)・参考) |
| 4つの悪化が同時(台当売上−20%・単価−10%・人件費+10%・立ち上がり1.5倍) | −14万円 | 10年で戻らない(都市部・自社の区画・店の利益・感度(別の仮定)・参考) |
(当サイトの試算・参考)
この分析の限界
- 台当売上はニコニコの全車両の平均で、立地・季節の分布は分かりません。24レンタカーには他本部の値を置いています。全本部の試算が参考(順位なし)です。
- 車両費はニコニコの収支モデルの1台4.5万円で、リース・保険・税・整備のどこまでが入るかは書かれていません。
- 無人の型の作業時間(1回15分)と洗車・清掃用品(1回500円)は編集部の仮定です。
- 処分の照合は、本部の運営会社名とブランド名での検索と、九州運輸局の公表の範囲です。全運輸局の公表と判例は網羅していません。
- ニコニコの過去の全店の一覧、バジェットとカーツの店単位の一覧は取れていません。
使ったデータ
- 本部の募集ページ・ポータルの本部原稿(WEBリポート・フランチャイズ100)・プレスリリース(PR TIMES・valuepress)と、その過去の版(Web Archive)
- 公式の店舗一覧・サイトマップと、その過去の版
- 国土交通省・地方運輸局の許可の処理方針・整備管理者の制度・処分の公表・2025年12月22日の事務連絡、国民生活センターの公表
- 売却案件(BATONZ)
- 根拠の一覧は 編集部の業態別評価の記録、処分と制度は 編集部の処分と事案の調べ、店の照合は 編集部の店舗一覧の照合記録、候補の洗い出しは 編集部の候補の洗い出しの記録